2009年8月 7日 (金)

大女優、大原麗子さん亡くなる

8月3日に、押尾学さんや酒井紀子の旦那(高相祐一さん)が薬で逮捕されて以来、TVニュースはこれの報道が多いのですが、ほかのニュースはきちんとチェックしていますでしょうか?

こういう時期には、大きな事件を隠そうという意図で、芸能ニュースを前面に押し出すことが多いため、小さな扱いのニュースこそ要注意です。

大原麗子さんが自宅で死後2週間以上という状態で見つかったとのことです。真夏の2週間ですから、死臭がひどい状態になっていたと思いますが、問題はそこ(孤独死)ではありません。

<<引用開始>>

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090806-00000982-yom-ent
女優の大原麗子さん、自宅で死亡…死後2週間以上
8月6日21時41分配信 読売新聞

女優の大原麗子さん(62)が、東京都世田谷区の自宅で亡くなっていたことが6日、わかった。

警視庁成城署幹部によると、大原さんの弟が大原さんと連絡が取れないことから同日、同署を訪れ、午後7時頃、署員とともに、大原さんの自宅に行ったところ、2階寝室のベッドで大原さんがあおむけの状態で死亡しているのが見つかった。

遺体の状況から、死後2週間以上が経過しているとみられ、同署では病死の可能性が高いとみている。

(中略)

手足の神経がマヒして歩行などが困難になる「ギラン・バレー症候群」の治療のため、近年は芸能活動を休止しており、昨年11月、自宅で転倒して右手首を骨折した。

<<引用終了>>

読売新聞の記事の最後に付け加えた文が、一番重要な部分です。
「ギラン・バレー症候群」という言葉なのです。この病気は、主に筋肉を動かす運動神経が障害され、四肢に力が入ら/>なくなります。予防接種の副作用で発病するケースが多い。

1976年2月にニュージャージー州フォートディクスのアメリカ陸軍訓練基地(Fort Dix)で豚インフルエンザが原因で死亡した兵隊から基地での集団感染が疑われた。事態を重く見た保健衛生当局の勧告に従い、フォード大統領は同年10月に全国的な予防接種を行った。予防接種の副作用で500人以上がギラン・バレー症候群を発症し、30人以上が死亡したため、予防接種を中止したが、それまでに約4000万人が予防接種を受けた。 万事休すとはこのことです。

おりしも豚インフルエンザの流行を食い止めるために発生した病気であるため、豚由来の新型インフルエンザに対するワクチンが量産体制に入るまで、伏せられたといってよいでしょう。(ここ重要!)

<<引用開始>>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090806-00000927-yom-sci
新型インフルワクチン、米製薬大手が世界初製造
8月6日20時27分配信 読売新聞

米製薬大手バクスター・インターナショナルインクは6日、新型インフルエンザ用ワクチンの初回製造を7月末に完了し、出荷準備に入ったと発表した。

新型用ワクチンの出荷は世界初。同社は、英国など5か国と供給契約
を結んでおり、初回出荷分は契約国に納品される。日本へ輸出する予定はない。

同社は、ワクチン製造に鶏卵を使わないため、通常なら半年かかる製造期間が約3か月で済むという。

国内では4企業が来年2月末までに3000万人分(1人2回接種)を製造する。出荷開始は10月になる見通し。舛添厚生労働相は約2000万人分を輸入する方針も示している。

<<引用終了>>

このバクスター社は、2009年2月末、1918年のスペインカゼウイルスを混ぜた状態で出荷したという実績を持つ、麗しい会社ですから、この新型インフルエンザワクチンにも、別の病気の原因ウイルスが混入したり、予想外の副作用(ぶっつけ本番のため、きわめて危ない)が出ると思われるから、ワクチンなんて打たないで済むのなら、うたない方がいいだろう。 特に医療関係者及びライフラインを維持
する人たちは優先して、この手のワクチンを接種しろと上司から言われるだろうから、いろんな理由を捏造してでも回避せよ!(じつは卵アレルギーでインフルエンザワクチンはだめなんですとか)

ほーら、とっても重大なニュースでしょ?

2009/08/07 橘みゆき 拝

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2009年4月 7日 (火)

春は黄砂が大陸から来る

今日はフリートークです。

昨日、所沢で比較的高い放射線量を観測しました。
大地震が起きる前、地下のひずみが地上に出てきて、地震雲なり、ラドンが出ますが、今回は、空からやってきている可能性が高いとみています。

この時期、支那大陸のおくの砂漠からはるばる黄砂が飛んでくるわけでして、あのへんで核実験をやっていた名残で、放射能に汚染された砂が、日本にやってきているかもしれません。

そんなわけで、自前でガイガーカウンタを購入し(アマゾンでも楽天でも、買えます)、毎日地道に測定して、Twitterなどのツールで情報を共有化しているのが、ガイガーウォッチャーです。

中越沖地震の際、柏崎原発の周辺に設置されている放射線観測網は、地域停電により、データを送ることができませんでした。
本当に必要なデータこそ、いざというときほど、役に立たないものなのです。
だから、他人が提供するデータがなくても行動するためには、自前で用意しなくてはいけません。1人よりも仲間が多いほうがいいのは言うまでもありません。

橘みゆき 拝

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2009年3月 6日 (金)

シティ株1ドル割れ、GM株2ドル割れ

2009年03月06日未明、NYダウがバブル崩壊後最安値を更新しています。
ちなみにNYは、3月5日です。
3月5日は、1953年03月05日に、『スターリン暴落』がありました。
欧米の連中は何かを仕掛けるときに記念日にする傾向があります。
今回もその一環でしょう。

シティ株1ドル割れ

3月5日13時53分(NY時間)(日本時間 3月6日 3時53分)現在、NYダウは、前日比 -246.11ドル(-3.58%) の 6,629.73ドルです。
バブル崩壊後最安値をどんどん切り下げております。

また、Bloombergでダウ構成銘柄の株価がみれるのですが、NY時間12時12分時点で、シティが1ドル割れ、GMが2ドル割れとなりました!

  シティ 0.99ドル(前日比-0.14ドル、-12.3%)
  GM  1.73ドル(前日比-0.39ドル、-17.64%)

来週3月13日は、SQもあり、この前後に株価の底割れがあると予想していたのですが、どうも1週間前倒しで3月危機が進んでいます。
相場が下げるのが予想される場合、実際に下げてから売るよりも、まだ下がっていないうちに売るのが損失を最小にする行動です。

3月5日は、イギリスの中央銀行、イングランド銀行が金利を年0.5%に下げ(下げ幅0.5%)、日本と同様、もう金利を下げられなくなるとこまで下げてしまいました。
また、750億ポンド(約10兆5千億円)のCPを直接買い取る「量的緩和」に踏み切ったというのに、いつもならかなり上げる局面なのに、200ドル以上下げています。
もはやもう打てるだけの対策はありません。

日本の株式市場はチーム年金をはじめとする株価維持し隊による買い支えをやっていますが、さすがに月末まで日経平均7千円の水準を維持するのは困難でしょうから、3月危機が急速に進行中といった状況です。

今夜もむなしく、マネーが無駄に散っています。
命が無駄に散っているよりはましですが、新しい時代の到来には、犠牲なくしては進まないようです。

2009/03/06 橘みゆき 拝

【関連するHP】
 NYダウ、NASDAQ、CME225、円ドル相場
 ダウ構成銘柄の株価 (Bloomberg)
 『スターリン暴落』 (Wikipedia)

 

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2009年3月 4日 (水)

日本の外貨準備が企業の資金繰りに使われる

2008年10月17日、「ドル資金調達の図(書きかけ)」を公開しました。

0810171doru

コメント欄に、これを書いた理由がのせています。

このコラムで描いた図ですが、次の事情により描いたのです。
「乱高下する相場2」(2008年10月17日)のコラムを書き終わった後、
なぜか知りませんが、あの図を描いて、部屋を出るまでにネットに
上げないといけないという感情を抱いたのです。
ふつうは夜にでも描けばいいやとなるのですが、絶対にネットに
アップする必要性を感じていました。
大和銀行が不正をやって米国金融市場から閉め出しをくらったことが
あったとき、日銀がドルを提供して大和銀行の資金繰りをつけました。
そのときの資金のやりとりを念頭に図を描きました。

きっと、どなたかあの図が必要だったのでしょう。
お役にたっていれば良いのですが、さてさて。

とまあ、そういういきさつで作成した図が、役に立つ日が来ました。

海外の日本企業が、現地で必要となるドルが調達できないため、現在、日本からドルを送ったりしています。
昨今、急激な円安が進んでいる理由の1つです。
世界中で資金繰りに必要なドルが枯渇しているため、ドル高となっている。
決して、ドルが安全だからという理由ではありません。

日本企業が自力でドルを調達できなくなったら、日本政府に泣きつくわけでして、そういう局面になると、日本の外貨準備を担保に、ドルを調達することとなります。
そういう状況まで、世界の景気が悪化しているのだという認識が必要です。

国際協力銀に緊急外貨貸付 トヨタファイナンス融資要請
3月3日20時40分配信 産経新聞

 財務省は3日、年度末の日本企業の海外における資金繰り対策として、外国為替資金特別会計(外為特会)から国際協力銀行(JBIC)に対し、3月中に50億ドル(約4850億円)の外貨資金を貸し付けると発表した。

 JBICは昨年末から、海外で事業展開する日本企業に対して緊急融資制度を設けており、年度末を控え企業側からの資金要請が急増している。原資となる資金は、ドル建ての政府保証付き債券を発行するなどして調達しているが、最近は世界的な金融危機の深刻化で厳しくなっている。

 こうしたことから「臨時・異例の措置」(与謝野財務・金融・経済財政相)として外為特会を活用することになった。

 これに関連して、トヨタ自動車の金融子会社「トヨタファイナンシャルサービス」(名古屋市)が、米国での自動車ローン事業の資金を確保するため、JBICに2000億円程度の融資を要請していることが3日、分かった。

 トヨタファイナンシャルサービスはトヨタの100%子会社。金融持ち株会社として世界各地で自動車ローンの事業などを手掛けている。

トヨタの金融部門でさえ、ドルが調達できないのが現状です。
日本の外貨準備高は、1兆ドルとか100兆円とか言われていますが、こういうふうに企業の資金繰りに使われるようになると、さすがにいつかは底をつきます。
そうなるまで、そんなに時間がかからないと思います。
日本の外貨準備がゼロになった日、そこから日本の正念場となります。

世界同時バブル崩壊の波は、2008年10月に一度底をついて、日経平均が一瞬 7000円割れとなった後、反転しました。世界中の中央銀行が、必死にマネーを刷って、なんとか食い止めたからです。
しかし、年があけ、GM問題もAIG問題も、莫大なマネーを注入しましたが、何も解決できずに、ただ問題を先送りしただけでした。
もちろん、日本の年金資金も必死に株価が底割れしないために、買い支えてきました。
2009年3月2日、NYダウは 6,800ドル割れとなり、バブル崩壊後の最安値を更新しました。さて、ここからが問題です。
現在、二番底を目指して、東京の日経平均も、NYダウも連日、バブル崩壊後の最安値をつけていきますが、やれるだけのことを既に実施したのにも関わらず、相場がどんどん下げていくなか、一体なにができるというのでしょうか?
今夜もむなしく、マネーが無駄に散っています。
拝金主義と化した欲望まみれの市場原理主義の崩壊は、誰にも止められません。

今までの価値観では、もう先がありません。
私たちは、今までの時代が崩壊していく様子を横目で見ながら、生き延びるために、すべきこと(準備していなかったとは言わせない)を、淡々とこなしていけばよいのです。
断層の向こう側に明るい未来が見えて来ます。
それは個々人の考え方が変わります。

2009/03/04 橘みゆき 拝

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2009年2月27日 (金)

【国会速報】国会で景気対策を語る

対談22の写真

平成21年(2009年) 2月26日、衆議院 財務金融委員会にて、藤原直哉さんが参考人として、議員さんたちの前で、今回の世界同時バブル崩壊といいますか、急速に悪化する日本経済の現状と対策について、語りました。
衆議院TVから、動画でみることができます。 NHKラジオのビジネス展望で言っている内容を、よりわかりやすく説明しているような印象でした。
 近日中に、財務金融委員会の会議録議事情報一覧に、議事録が掲載される予定です。

 藤原直哉さんには、昨年、対談22の際、たいへんお世話になりました。 そのとき、交換された議論よりも、景気悪化の速度が大変速く思えます。
 今回、国会での意見が、閉塞した日本の現状を打破する日本版ニューディール政策の議論のとっかかりとなることを期待して、ペンを置きます。

 藤原直哉さんの国会でお話しされた内容の一部(金融、経済等に関連した部分)を掲載します。

平成21年(2009年) 2月26日(木)
衆議院 財務金融委員会

質疑者等(発言順):        開始時間 所要時間
 田中和徳(財務金融委員長)     9時 30分 02分
 藤原直哉(参考人 経済アナリスト) 9時 32分 15分



<開始から00:00>

【 田中和徳 財務金融委員長 】

これより会議を開きます。

内閣提出 財政運営に必要な財源の確保を図るための公債の発行および財政投融資特別会計からの繰入れの特例に関する法律案、所得税法等の一部を改正する法律案の両案を議題といたします。

本日は、両案審査のため、参考人として、経済アナリスト 藤原直哉さん、慶應義塾大学経済学部教授 吉野直行クン、および東京大学法学部教授 中里実クン。以上、3名の方々にご出席をいただいております。

この際、参考人各位に一言ご挨拶をさせていただきます。
本日はご多用中のところ、本委員会に出席を賜りましてまことにありがとうございます。参考人各位におかれましては、それぞれのお立場から忌憚のないご意見をお述べていただきたいと存じます。

次に、議事の順序について申し上げます。
まず、参考人各位から、それぞれ15分以内で、ご意見をお述べいただき、その後、委員からの質疑にお答えいただきたいと存じます。
念のため申し上げますが、ご発言の際には、その都度、委員長の許可を得てご発言していただきますようお願いいたします。
また、参考人においては、委員に対し、質疑することができないことになっておりますので、あらかじめご了承願います。

それではまず、藤原参考人にお願いいたします。よろしくお願いします。 藤原参考人。

<開始から02:00>

【 藤原直哉 (参考人 経済アナリスト) 】

みなさま、おはようございます。
経済アナリストの藤原直哉でございます。
本日はお招きいただきまして、まことにありがとうございます。

私は経済アナリストという立場から、大きな視点で、財政、その他、国家の金融等の運営について、お話をさせていただきたいと思っております。

まず、私の基本的な認識といたしましては、今の経済の状況はやはり未曾有の経済危機であると言ってよろしいと思います。
100年に一度という言葉もございますが、それはただ単に不況だということを超えまして、構造的に今までの経済システムが成り立たない部分が出てきたというような意味におきまして、かなり深刻な問題だと私は受け止めております。

レジメのところに3点ほど要点が書いてございますが、私はまず直接的には、金融あるいは貿易が日本の経済を主導する時代は終わったのではないかなと思っております。

どういうことかと申しますと、皆様、ご案内のとおり、2年前にアメリカでサブプライム危機が発達いたしまして、株の暴落、あるいは金融機関の破綻、その他がその後相次いでおります。

それと同時に、昨年くらいから、製造業を中心といたしまして、極めて深刻な需要の不足、すなわち、もう工場が動かない、仕事が余りにも少ないという状況が発生しているわけであります。

なぜ、金融と輸出産業にかくも重大な変化が起きたのか。ここに、いま何がおきているのかの全ての答えがあるわけでございます。

みなさまご案内のとおり、アメリカはですね、震源地がアメリカでございますけれども、アメリカは約30年ほど前から、実は産業界の衰退というものが目に見えてきておりまして、今、経営危機と言われている自動車産業も30年くらい前から実は経営が大変でございました。

そこでアメリカ政府は、基本的には産業の建て直しを、私はある意味あきらめたのではというふうに見ております。
産業を建て直すよりも、中国、日本、ヨーロッパからモノは輸入すればいいという経済体制にしまして、その分、金融を充実させまして、世界中から資金を集めて、国家を廻すと。
だから、輸入大国の道を、輸入大国、金融大国の道を選んだというのが、30年前のアメリカだったと思います。

しかし、そうやって、いい仕事がない、産業を衰退させますと、どうしても働いている人が充分な給料が得られません。
そのため、この30年間のアメリカ人の、言ってみれば、庶民の生活というのは、だんだん生活が追い詰められまして、いつクビになるかわからない、株を買ってもよく下がる。
で、10年前くらいからですね、もうアメリカの庶民達も本当に困りまして、いわゆる住宅バブルに乗っていったわけでございます。

<開始から04:55>

アメリカでの住宅の値段が右肩上がりで上がり続けるというのは、あまり前例がなかったということでございますが、まあ、10年くらい前からとにかく住宅の値段が上がってった。
住宅さえ持っていれば、値上がりするから生活できるというですね、ある意味、非常に悲観な方程式がアメリカに広がっていたと考えられます。
しかし、それが限界に達しまして、ついに住宅の値段の下落が始まり、限界的な借り手から破綻が始まったというわけです。

アメリカというものは、ここ30年くらい、借金をして、国も借金、庶民も借金、企業も借金をして、消費をする。消費をするという体制を整えていましたために、その巨大な不良債権が発生したために、もう市場がお金を貸さない、銀行がお金を貸さないという状況になりまして、企業も庶民をお金を借りられなくなったという状況になったわけであります。

そのためにですね、家と車と、経済を支えております二本柱、これを全部ローンで普通買いますが、こういう買物がバタリと止まったわけです。

そういたしますと、その、アメリカにモノを輸出しております日本、ヨーロッパ、中国など、こういう国にも注文がバッタリと入らなくなったというわけでございます。
従いまして、アメリカが借金ができなくなった途端に、アメリカでモノが売れなくなって、アメリカにモノを輸出している国の産業も止まってしまったと。
まあ現状、簡単に申し上げれば、こんな状況ではないかと思うわけです。

ことの問題の本質を掘り下げてみれば、30年前からアメリカが借金に借金を重ねて、不均衡の上に巨大な需要を成り立たせていた部分、これが崩壊したわけでありますから、私はとにかくアメリカを中心にとにかく金融を発展させ、輸入大国を続けていればいいというアメリカの国策が事実上破綻したのではないかと思っております。

金融の問題等もですね、アメリカで今回金融破綻というものが起きているわけですけれども、私が見ていて気がつきますことは、80年前の世界大恐慌のとき、アメリカ政府はもっと果敢にですね、問題の本質追及をやっていたように思えます。

<開始から07:00>

議員の皆さん、ご案内のとおり、80年前の世界大恐慌のときに、アメリカの上院でですね、ペコラ委員会という委員会ができまして、なぜこんな金融破綻が起きたかという構造分析と、その後の対処というものを、非常に積極的にスピーディーにやってきました。

しかし、今のアメリカを見ていますと、そういう本格的な金融経済再建のための制度の見直しについての議論というものが、なかなか進んでおりません。ああいうのを見ておりますと、随分、衰退したなと私は思っている次第でございます。

そうなりますと、我々、日本といたしましても、もうアメリカにお金の運用をまかせていればうまくいくというようなことは、もう通用しないと思います。
さらにですね、アメリカ型金融システムというものをそのまま導入してくれば、うまくいくということはもうないと思います。
アメリカであれだけシステム的な問題が起きたわけですから、もう1回我々も考え直さなければならない。

<開始から07:55>

さらにですね。その時に「貿易」。これは非常に重要な問題でございます。議員の皆さん、ご案内のとおり、つい昨年くらいまでわが国は、非常に長期にわたる経済回復を統計上していたわけでございます。 しかし、それは輸出産業を中心とした景気回復であったということは否めなかったと思います。
従いまして、輸出が止まった途端に、わが国のGDP成長率は、先進国の中でも最も大きな落ち込みを示しております。

あのー、世の中みておりましても輸出産業の一部は調子が良かった。
しかし、内需関連、サービス業その他は大変厳しい経済状況だったというのが、この5-6年の状況だったと思います。

我々は、日本経済は昔から輸出依存体制が強すぎるから、もっと内需中心の経済にしなければならないと、言い続けられてきたわけでございますが、結果的にこの10年ほどの間、わが国には、輸出産業に極めて偏重し、そして金融産業に極めて偏重した国家作りになってしまっていたんだと思います。

<開始から09:00>

それが今回ですね、このようなアメリカ発の状況に陥りまして、こんな状態になったわけでございますから、例えば、税収1つとりましてもですね。輸出企業頼みの税収では 国家がまわらないと思います。金融頼みの税制では回らないと思います。

税金を国民の皆様が払ってもらうためには、まず景気がよくなって、お金を稼いでもらわなければならないわけで、今回ばかりは小手先の改革ではどうにもならない。
みんながですね、本当にもう1回、国民がお金を稼げる体制に国家として、システムを作り直さない限り、私はこれは元の状況に戻るということはないんだろうと思っております。

<開始から09:40>

そして、政府というものの構造を考えた場合、私は2点あると思います。
政府は基本的に、当面の対策と、抜本的政策という2つが必要だと思います。

私はやっぱり当面の対策というものは、「絶望の回避」と私はあえて言いたいと思います。
本当に、まあ民間経済人はリスクがあると申しますけれども、それにいたしましても金融のものすごい混乱、さらには輸出産業のものすごい落ち込みにはですね、多くの人の想像、多くの経営者の実力を超えたものがあると思います。

少なくとも、今年来年くらいは、何か政府がつっかえ棒を入れて、潰れるものを止めないとですね、将来の産業の種火が消えてしまいかねない。それくらいの状況でございます。
ですから2年くらいは、つっかえ棒を入れて、とりあえず絶望を回避して、その間に、さきほど申し上げました、もう金融依存、輸出依存の体制は続けられないというのであれば、やはり新しい国家ビジョンを作るしかないんだろうと思います。

<開始から10:40> -以上- 


 藤原さんが参考人になったことに関する記事を探したところ、自民党埼玉6区選出の衆議院議員、中根一幸議員のブログ に載っていましたので、リンクします。

2009/02/27 橘みゆき 拝

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2009年1月21日 (水)

マスダールプロジェクトの続報が報道された

 世界同時バブル崩壊が進展する中、石油バブルも少し遅れて崩壊しました。産油国は海外投資で大損する一方、石油収入に依存した自国の運営が厳しくなっているのが現状です。

UAEでは、ドバイが1000mのドバイタワーの建設を1年遅らせるなど、苦しい事情が日本にも伝わっています。UAEでは、石油がまだあるうちに代替エネルギーを開発して国づくりをしようという趣旨で、「マスダールプロジェクト」を実施しています。

環境関連のニュースをみていると、そのマスダールプロジェクトに日本企業も参加しています。原子力関連企業も参加していますが、代替エネルギーの実証実験を行うには、ちょうどよい規模です。

“アブダビ特需”進出相次ぐ 東電などエネルギー企業
1月20日8時32分配信 フジサンケイ ビジネスアイ

 東京電力など国内エネルギー企業がアラブ首長国連邦(UAE)の首都、アブダビ首長国で電力関連事業に相次ぎ参画している。2015年までに大規模な都市開発計画が進むアブダビでは、建設機械産業向けなどに大幅な電力需要の増加が予想されており、大きなビジネスチャンスと判断したためだ。

 米国発の金融危機に伴う世界同時不況で、海外の有望な投資先が狭まるなか、今後、都市開発の特需に沸くと予想されるアブダビに幅広い分野の日系企業が積極的に進出する可能性も大きい。

 アブダビは将来の石油資源の枯渇を見越して、太陽光発電など二酸化炭素を排出しない再生可能エネルギーで電力を賄う「マスダールシティ」と呼ばれる都市開発計画を進めている。総開発費は220億ドル(約2兆円)で15年に完成する予定だ。

 アブダビでは、同計画の進展に伴って電力需要の急激な伸びが見込まれ、現地電力大手のアブダビ水送電会社の試算によれば、最大電力は08年の583万キロワットから、12年には1170万キロワットに倍増すると予想している。

 東電は昨年9月、アブダビの送電会社と電力の送電に関する技術コンサルティング契約を締結した。大規模な送電線網の整備を予定する中、アブダビから東電側に技術協力を要請されたためだ。契約料は約1億5000万円と、同社が海外で実施するコンサルティング案件としては過去最大級。東電は将来を見越した供給計画の立案のほか、送電線のルート調査などに今年9月まで共同参画し、今後は発電所運営や省エネのためのコンサルティングも検討するという。

 コスモ石油は、東工大、アブダビの政府系機関と共同で、10年からアブダビで集光太陽熱発電の実証実験に乗り出す。今年11月をめどに「マスダール」の敷地内に実証プラントを設置する予定だ。集光太陽熱発電は太陽光を集めて発生させた熱を利用して発電する仕組みで、すでに米国やスペインで商用化されている。一般的な太陽光発電と比べて初期投資コストが高額なのが難点だが、昼間に蓄積した熱を夜間に使用でき、蓄電池が必要になる太陽光発電より利便性が高いといわれる。コスモ石油は来年4月まで蓄積する実証実験データを踏まえて早期の商用化を目指すという。

 一方、日本ガイシは大容量の電力を貯蔵し、瞬時に供給できる「電力貯蔵用ナトリウム硫黄電池」(NAS電池)を、アブダビ水利電力庁から50メガワット分受注した。受注額は100億円超。まずアブダビの中心部であるアブダビ島の複数の変電所に納入。さらに大規模太陽光発電への活用も検討するなど、日系エネルギー関連企業のアブダビでの取り組みが今後も加速しそうだ。(アブダビ 今井裕治)

砂漠の国でやる位なら、日本でやればいいのに。
日本には人もカネも技術もあるというのに。。しかも、日本に波及する実態経済の悪化で、大規模プロジェクトをやろうとしても、どんどん企業が倒産していくため、時の経過と共に、日本の持つ強みがどんどん消失していきくので、実にもったいない。

今年の3月末の決算を乗り越えられない優良な技術を持つ会社がどんどん消えていくのを止めることができないのだろうか? 今、日本に必要なのは、政治のリーダーシップによる『21世紀の日本を産み出す決断力』なのですが、みなさま御承知のとおり、迷走を続けています。先行きは明るくありません。

2009/01/21 橘みゆき 拝

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2008年11月17日 (月)

中央銀行システムの次に来るもの

本コラムは、11月16日『ドル崩壊後は、新ドルor新しい国際通貨』の続きです。『限界を迎えた中央銀行システム』、『中央銀行システムの次に来るもの』について、述べます。

 

『限界を迎えた中央銀行システム』

 青森県に住むAさんが、滋賀県に住むBさんに送金した場合、下図の動きとなる。直接AさんからBさんにお金を手渡すことが望ましいのですが、距離が離れている。銀行も異なる。そういう要因で、多くの段階を経て、送金が行われます。
モノを宅配便で送ろうとした場合でも、Aさん⇒近くのコンビニ⇒近所の集配所⇒青森県の集配センター⇒滋賀県の集配センター⇒集配所⇒Bさん というステップを踏みます。

AさんからBさんに送金

 

日本の場合、あまり多くはありませんが、送金ミスや、荷物がどこかに消えたという事例は、海外送金した場合や、海外から個人輸入した場合、Fede●とか、UP●などで時々みられます。

高度情報化社会が進んだ結果、カネは、現金という形もありますが、少なくとも銀行の窓口やATMの向こう側では、デジタルデータとなって、世界中を行き交っています。カネは単なる数値であって、それ以外の何ものでもありません。問題は、そのデジタルデータをどう使うかです。

カネが数値データという以外、何も意味を持たない場合、現在のピラミッド組織型の銀行組織でカネを集め、上位に送る。本社は全銀システムなどの銀行間をまたいだシステムにより、データの受け渡しを行う。それだけで済みました。2008年現在、金融システムはある意味、いきつくところまでいきつきました。

 

マネー史上主義の落し穴

マネー至上主義の落し穴は、マネーを持っていない人は何も買えないという点につきます。絵を描いたり、小説を書いて本を出したり、ネットを使って農作物を売ったりするには、完成物を作るための材料を購入するマネーが必要です。貧乏人にはそれを買うお金もない。そうなると、クリエイターは友人に借金をするか、自分の作品を担保にするかしてお金を工面するしかありません。さらに、作っても売れなければ元も子もパーです。これは基軸通貨がドルだろうが、新しい国際通貨になろうが同じです。

図5では、AさんがBさんに送金していますが、直接伸びている矢印に×がついています。これは手渡しできないという意味です。インターネットの進展で、誰もがネットにつながるようになりました。そうするとネットの中の知合い同士で通用する『地域通貨』があると、便利だと思う人が増えてきました。
仲間内で物々交換するのにマネーは必要でしょうか? AさんとBさんがネット内でしか通用しない『地域通貨』(オンラインゲーム内の通貨でもOK)を介して、もののやりとりをしても当事者同士でOKならば、現実世界のマネーは不要となります。
こういった動きを加速させるのは何か? それは高い消費税が導入されたり、金融取引での規制が強化されたりという、昨今の動きです。

表の経済の締め付けがきつくなると、旧ソ連のように地下経済や戦後直後の闇市みたいなものが発達してきます。21世紀の地下経済は、ネットの中にも広がってくることでしょう。
表の経済でしか存在できない現在の中央銀行システムでは、把握できない地下経済が広がっていくと、経済のコントロールが困難になっていきます。

 

相手が見える仕組みが広がってきた

 20世紀は、カネはカネ。白いカネも黒いカネもカネであり、同じ価値を持っていました。1万円稼ぐにしても、苦労して稼いだ1万円札と、楽して稼いだ1万円札、犯罪によって得た1万円札、全部同じ1万円札なのです。
モノも似たようなものです。誰が作ってもモノはモノ。本当はそうではないのだろうけど、工場で大量生産されたモノは、同じ価格で売られ、同じ品質を保っていました。

21世紀になると、カネにしても出自が問われたり、おなじ1万円でも重みが異なったりしますし、モノにしても、あの人がつくったモノ(とくに農作物にその傾向が強い)というこだわりがでてきました。さらに、あの人のお薦めする商品はいいものだというふうに、御用達とかおもてなしなどの要素が強くなってきました。

20世紀型のとにかく顔が見えない仕組みが行き着いた先は、顔が見える仕組みへの回帰でした。安かろう悪かろう。高くても品質がボロボロ、産地偽装や偽装建築、はたまた毒入りギョーザ&コメ&粉ミルクなど、安全だと思っていたものが安全でなくなってきたため、知っている人が作ったものを分けてもらうという風に変わって来ました。

できるだけ安く、できるだけ早く、というものを追求すると、どうしても品質が犠牲になってしまいます。「安い」「早い」「高品質」をクリアすることは不可能とは言いませんが、どこかに無理が来ます。多くの場合、品質が犠牲になります。

品質の良いものは、多く作ることができません。そのため、以前からお付き合いのある人にだけ売られてきました。価格よりも品質を重視する人達によるネットワークが作られていて、身内だけでやりとりしているため、あまり表にはでてきません。京都の料亭みたいに一見さんお断りの世界に似ています。
品質の良いものを得ようとしたら、そういったネットワークに入っていないと、なかなか手に入れられないという時代になりそうです。オークションとか闇市なんかでとんでもない割高な価格を提示すれば買えるかもしれませんが。

マネーにもモノにも、付随する情報があって、その情報の優劣で価値が全く代わってしまう。。そんな世の中になりつつあるのです。

 

伝言ゲームは人数が多いと意味が全く変わってしまう

子供の頃、何人かで列になって、伝言ゲームをやったことがあるとは思います。5人くらいなら情報は変化しても、元の意味がある程度残っていますが、10人以上になると全く違った情報になってしまって、大笑いしたという経験をみなさん持っていると思います。
情報は、段階を経るにしたがって、劣化していくということです。それには直接やりとりするとか、できるだけ生産者と消費者の距離が短い方が望ましいことになります。
情報化の進展で、ある人が作ったモノを、欲しい人と結ぶことは、インターネットを使うことで容易になりました。あとは必要なものは、安全に決済できる仕組みと、安全にモノを届ける物流システムです。幸いなことに日本は両方とも発達しています。

 

生産者(クリエイター)と購入者を結ぶもの

さきほど、『地域通貨』を利用すると、現実世界のマネーは不要となりますと言いましたが、どのようなものを想像したらいいのか、わらかない人のために、同人誌即売会でイラストや同人誌を売っているサークル(生産者)と、それを買う人(購入者)との関係を示すのが良いかと思います。

地域通貨が巡回する

 

同人誌即売会の中に、両替所があります。一般参加者は 500円、サークル参加者(出展者)は 5,000円払うと、入場できます。地域通貨の単位は、連山が提唱しているサイバーキャッシュ(CC)にしましょう。

同人誌サークルは、イラストを描いたり、同人誌の小説や漫画を書いて、同人誌即売会で販売します。これでサイバーキャッシュを手にします。ネットに公開すれば印刷する必要はありませんが、100部とか200部印刷します。印刷代金は、印刷業者にサイバーキャッシュで支払います。参加者はサイバーキャッシュで同人誌を購入します。
参加者はどうやってサイバーキャッシュを手に入れるのか? それは、参加者も別のサークルで同人誌を売っているのです。(笑
同人誌即売会の世界では、生産者と購入者は同じ人という場合が多く、印刷業者を含め、関係者の中で、ぐるぐる回る循環経済と廻しているのです。 私つくる人、あなた食べる人という関係ではないのです。 誰もがサイバーキャッシュを産み出すクリエイター(生産者)であり、誰もがサーバーキャッシュを使って、モノやサービスを手に入れることができます。
ネットでの通信販売の場合は、ネットに掲載してもらうダウンロードサイトを運営している業者が両替所を兼ねます。
現実世界で働いたお金を投入している部分を両替所で、リアルマネーと地域通貨(この場合はサイバーキャッシュ)と交換すれば、ポジティブ・フィードバックで、どんどん拡大していきます。 こう書くと、イメージしやすいかな?

 

サイバーキャッシュは『地域通貨』とみなすと理解が簡単

『連山』では、サイバーキャッシュをドルに代わる基軸通貨として位置づけ、水素文明の転換を主張しているが、既存のドル、ユーロ、円などの中央銀行が発行するマネーと特徴が異なるため、なんだかよくわからない方がいると思いますが、おもいっきり単純化して、仲間うちで通用する『地域通貨』としてみなすと、近所の商店街で発行している『地域通貨』(割引券)の役割と似ていることが見えてくる。

地域通貨は、法律上、その地域しか使えないとか、現金化できないとか、いろいろ制約があるが、それは「人が決めた法律があるから」で、法律そのものを変えてしまえばよいのです。
江戸時代なんかは藩札が数百種類あったし、明治時代前半だって、民間銀行が通貨を発行していた。それで動いていたのだから、「円」以外にも使えるマネーが出てきても、何も問題は生じない。・・・両替所の交換レートが信頼できるという前提が必要ではあるが。
アルゼンチンだって、国家破たんしたときは、地域通貨や州が発行した引換券が通貨のかわりに流通していた。他山の石です。
先の例では同人誌即売会という限定した社会を想定したが、これを日本全体に広げた場合、農家の人、漁師、職人、自家発電所で電気を作っている人、修理工、商店街の人達、多くの人達が日本円を稼いでいるのと同様、サイバーキャッシュを生み出しているといえます。そして、稼いだサイバーキャッシュで、自分が必要なものを購入すれば、ドルや円が紙屑になっても、日々の暮らしはできるだろう。

2008/11/17 橘みゆき 拝

【関連するHP】
 峯山政宏後援会のブログ:日本を変えるため、若者達よ立ち上がれ!
 峯山政宏後援会:時代を変革期にはリーダーが登場します。彼に続くのだ!
 想月:新たな時代のうねりを感じます
 あほうどりのうた:同じ現象でも多角的にみると異なるものがみえてきます。

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2008年7月27日 (日)

2000年以降の大地震での原発被害

 Wikipediaで「地震の年表」という項目があり、世界で起こった主な地震の記録が一覧で見ることができます。2008年7月24日に発生した命名されなかった岩手県北部を震源とするM6.8の地震も掲載されています。2000年以降の大地震で、震源地の近くに原発があったものは、以下のとおりです。今回の地震は原発からある程度離れていましたが、六ヶ所村があるので、念のため、対象としました。

1.2003年5月26日 宮城県沖で地震(東北地震、三陸南地震) - 本震は M 7.1、岩手県と宮城県で最大震度:6弱。太平洋プレート内の地震。 女川原発は特に被害はありませんでした。

2.2004年10月23日 新潟県中越地震(新潟県中越大震災) - 本震は M 6.8、新潟県中越地方で最大震度:7、死者67人。震度6弱以上の余震を4回観測。柏崎原発は特に被害はありませんでした。新潟県中越地震でのゆれが1995年の兵庫県南部地震(阪神大震災)よりも大きいところがありました。

3.2005年8月16日 2005年宮城県沖地震 - M 7.2、宮城県で最大震度:6弱。女川原発は特に被害はありませんでした。TVの地震速報で女川原発の自家発電装置(ディーゼルエンジン)が白い煙をもくもくと出している映像がありました(原子炉から漏れる放射能入りの水蒸気ではありません)。地震の揺れが設計用限界地震動を超えていたため、全国の原子力発電所で耐震強化のための工事を計画するきっかけとなりました。

4.2007年3月25日 能登半島地震 - 震源は石川県能登沖。M 6.9、最大震度:6強。北陸地方を中心に強い揺れ。死者1人。地震の1年前、2006年3月24日、金沢地裁は、志賀原発2号機の運転差し止め請求を認めました。周辺に大きな断層がない場合、真下で、マグニチュード6.5の地震が起きることを想定すれば足りるとした従来の国の指針を明確に否定しました。それから1年後の2007年3月15日、北陸電力は志賀原発1号機で1999年、停止中の原子炉が突然、臨界状態になる事故が起きた上、緊急停止装置が15分間作動しなかったにもかかわらず、国に報告せず隠ぺいしていたと発表しました。これで、志賀原発は運転中止することになったのですが、能登半島地震はそれから10日後のことでした。この時は、原発が止まっていて本当に運がよかったのだと思いました。

5.2007年7月16日 新潟県中越沖地震 - M 6.8、新潟県・長野県で最大震度:6強。死者11人。柏崎原発において、計測震度6.5・震度7を観測していたが、かろうじて全ての原発の冷却に成功。柏崎原発3号機の変圧器から火災が発生した。低レベル放射性廃棄物の入ったドラム缶400本が倒れた。3号機タービン建屋1階で2058ガル(想定834gal)、地下3階で581ガル(想定239gal)、3号機原子炉建屋基礎で384ガル(想定193gal)を観測したとの発表もなされた。震災から1年経過した現在でも、柏崎原発は運転再開の許可が柏崎市から得られていない。

6.2008年7月24日 岩手県沿岸北部の地震(命名されず) - M 6.8、岩手県九戸郡洋野町で最大震度 6強。深さ108km。死者0人。青森県六ヶ所村:震度4、青森県東通村:震度5強であったが、核処理施設および東通原発(1号機:定期点検中)に特に被害はありませんでした。

こうしてみると、幸運が続いているように見えます。原子力発電は危ないから止めた方が良いという自然からの警告なのでしょうか? 2度あることは3度あるとか、3度目の正直とか いろんなコトワザがありますが、そうそう幸運も続かないでしょう。
次はどこになることやら? 茨城県沖なら東海村、東海地震なら浜岡原発に注目しないといけないが、日本列島どこも安全な場所はないのが現状です。

橘みゆき 拝

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2008年7月25日 (金)

全日空と日空が不採算路線の見直し

航空燃料高で不採算路線の見直し

全日空や日本航空は、経費節減のため、地方と地方を結ぶ路線を中心に不採算路線について、減便や廃止を検討していることが明らかになりました。今までは地方自治体の要請や政治家からの圧力により、多少採算は取れなくても、ドル箱路線である「東京(羽田)-札幌(新千歳)」便や、「東京(羽田)-福岡」便の収益をあてていたのですが、競争が激しくなり、利益を他の路線に廻す余裕がなくなりました。高速道路網だと東名高速から揚がる利益を赤字路線に転用してしまうこともできますが、これは競争相手がいないため。航空会社は国営ではないのですから、採算がとれない路線をいつまでも抱える余裕はありません。もっとも、地方自治体が税金を投入したり、採算がとれる水準まで運賃を値上げする方法もあるので、航空会社と地方自治体や飛行場との交渉になります。こういう条件闘争は、先に条件を示した方が有利です。大阪圏は、関空・伊丹・神戸の3つが近隣にあることで、一本化している東京(羽田)、名古屋、福岡、札幌(新千歳)と比べて、条件は不利になっています。空港は作ることに意義があるのではなく、多くの人が利用することに意義があるのです。

北マリアナ諸島(サイパン)とグアムの明暗

飛行機が来なくなるとどうなるのか。観光立国であるグアムとサイパンの例を見たい。バブル時代、グアムもサイパンも日本からの観光客で経済が潤っていました。バブル崩壊の進展によって、日本からの観光客が減っていきました。サイパンの場合、グアムと比較して海岸が汚いこともあり、より深刻でした。サイパンでは日本航空がサイパン島への定期便を廃止したこともあり、観光収入が激減してしまいました。2つの観光地の明暗は、日本からの直行便があるか、ないかに起因します。今回の不採算路線の見直しで減便or廃止となる地方にとっては死活問題といえます。「原油価格の高騰」と「航空業界の自由化」に伴う副作用です。今後、海外旅行するコストが上がれば、日本人観光客が落とす金で経済を廻している多くの国・地域は、相当苦しむことは避けられません。観光立国も原油高の前には見直しを迫られます。

橘みゆき 拝  2008/07/25

 日本航空と全日本空輸が今年10月以降、不採算路線の減便、廃止などに踏み切る方向で検討している。燃料価格の高騰により、経営が圧迫されているためだ。現時点で両社合わせて20路線前後が候補として挙がっている。路線見直しに対して地元自治体や経済界の反発は強いものの、航空業界は規制緩和や格安航空会社の参入などで競争が激化している。勝ち残りに向けた航空会社の路線見直しは、さらに広がりそうだ。 航空燃料の基準価格であるシンガポールケロシンは、1バレル=170ドルを超える水準で推移しており、1年でほぼ2倍に跳ね上がった。高騰する燃料価格に対して国交省幹部は「異常な事態」と渋い表情だ。日航はシンガポールケロシンを1バレル=110ドル、全日空は同119ドルを前提に平成21年3月期の業績を立てている。燃料高が両社の収益に重しとなるのは間違いない。 経営を取り巻く環境が厳しさを増す中、2社は搭乗率が低いなどの不採算路線の見直しに着手した。
 全日空は関西発着の羽田、新千歳、那覇、女満別(めまんべつ)(北海道)の各空港を結ぶ国内4路線を減便し、中部-台北、関西-グアムの国際2路線の休止を検討。さらに、新千歳-仙台を北海道国際航空(エア・ドゥ)へ、長崎-那覇、鹿児島-那覇をスカイネットアジア航空へ移管、21年度以降も減便を検討する。 日航は福島-那覇、仙台-関西など国内7路線と、関西-ロンドン、成田-西安など国際4路線の廃止を検討中だ。
 ただ減便や廃止に対して空港を有する地元自治体からは反対の声が上がっている。今月16日には、福島県の佐藤雄平知事と沖縄県の仲井真弘多知事が日航本社を訪れ、西松遙社長に「廃止は企業活動や観光に悪影響を及ぼす」と直談判した。 しかし、平成22年の成田、羽田の発着枠拡大や、運賃設定、路線開設などが柔軟になる航空自由化の流れの中で、経営の効率化は航空会社にとって避けて通れない。「会社存続のために(路線見直しは)不可欠」(西松社長)として、両社は理解を求めていく考えだ。

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2006年4月18日 (火)

原発のお話

4月14日の記事に、チェルノブイリのNHK特集のことを書いたところ、
Nobuo Kasaiさんのブログ、SENZA FINEにトラックバックがされて
いました。

SENZA FINE は、浜岡原発を止めようという主張を全面に出して
いる「ストップ浜岡原発」のサイトにリンクされていたので時々
アクセスして原子力関連のコラムを読んでいます。
(ストップ浜岡原発のサイトはこちらです)
http://www.stop-hamaoka.com/

もともとは東海地震が発生した場合、どのような被害が日本に出る
のかを調べているときに、たまたま見つけたHPでした。

このサイトに浜岡原発がメルトダウンした場合、どのように放射能が
拡散していくかのシミュレーションが掲載されています。
かなりショックですが、東海地震が来たとき、こうなる可能性が
ゼロではありません。

http://www.stop-hamaoka.com/simulation.html
その時どうなる?! 
 シミュレーション「浜岡2号機がメルトダウン」
……した場合の放射能拡散分布
【 シミュレーションの状況設定 】
■事故想定:突然、1~4号炉のうち2号炉がメルトダウン事故(BWR1タイプ)。
■事故原因:ミサイルテロ、東海地震、等考えられるが、ここでは特定しない。
■風向き:多くの場合、御前崎から首都圏に向かう南西風(偏西風)
■日時:実測の大気データ2002年8月9日で拡散した場合

また、SENZA FINE に掲載されている原子力ミニコラム 第74回
(2006/02/04)に、青森県の六ヶ所再処理工場から漏れる放射能で
三陸海岸が汚染されてしまうという図が紹介されています。
http://senzafine.livedoor.biz/archives/50311635.html

これら2つの未来予測図を見ると、原子力発電はなんという大きな
リスクを抱えているのだろうかと、誰の目にも明らかです。
大事故が起こる前に止めてしまうのが一番なのですが、それには
原子力発電所で発電するのと同じ量の電力供給が必要です。
私が水素エネルギーに希望を見出したのは、これら2つのサイト
のシミュレーションがきっかけといえます。

橘みゆき  2006/04/18

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