2008年8月25日 (月)

イランがアメリカから小麦を輸入

【ワシントン斉藤信宏】 イスラム革命後の80年に米国との国交を断絶したイランが、28年ぶりに米国産小麦の直接輸入を再開していたことが明らかになった。米紙ウォールストリート・ジャーナルが報じた。 同紙によると、イランによる米国産小麦の輸入量は、6月からこれまでに100万トンを超えているという。米政府は核開発疑惑などに絡み、イランへの経済制裁を実施しているが、農産物の輸出は禁じていない。イランでは、日照りの影響で今年の国産小麦の生産量が昨年の1500万トンから約1000万トンまで落ち込むと予想されている。 米国務省報道官は同紙の取材に対し、軍事技術に転用されそうな工業製品の輸出は禁じてきたが、農産物の輸出は禁じていないと説明。「政府には制裁を科してきたが、イラン国民には援助の手を差し伸べてきた」と述べた。

出展:イラン米国産小麦の直接輸入6月から再開…28年ぶり (毎日新聞)

中東諸国はイランから食糧を輸入している

UAEのドバイで働いていた友人に聞いた話では、「UAEはイランから食糧を輸入しているから、戦争が始まったら飢えるしかない」とのことです。イランは食糧輸出国だといえます。そのイランがアメリカから100万トンもの小麦を輸入したというニュース記事が上の記事です。日照りの影響で小麦の生産量が2/3になってしまったということは、中東や中央アジア諸国の乾燥化によるものです。今後、温暖化の進展と共により乾燥化が進み、小麦がますます採れなくなります。水不足=食料不足は、飢えた民衆が暴動を起こす要因となります。グルジア情勢と共に、中東地域も戦争という手段で問題解決を図る可能性が増してきています。とかく日本にいると、このような重要な出来事が軽視されがちなので、外国のニュースはアンテナの感度を鋭くしておく必要があります。

橘みゆき 拝  2008/08/25

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2008年7月27日 (日)

2000年以降の大地震での原発被害

 Wikipediaで「地震の年表」という項目があり、世界で起こった主な地震の記録が一覧で見ることができます。2008年7月24日に発生した命名されなかった岩手県北部を震源とするM6.8の地震も掲載されています。2000年以降の大地震で、震源地の近くに原発があったものは、以下のとおりです。今回の地震は原発からある程度離れていましたが、六ヶ所村があるので、念のため、対象としました。

1.2003年5月26日 宮城県沖で地震(東北地震、三陸南地震) - 本震は M 7.1、岩手県と宮城県で最大震度:6弱。太平洋プレート内の地震。 女川原発は特に被害はありませんでした。

2.2004年10月23日 新潟県中越地震(新潟県中越大震災) - 本震は M 6.8、新潟県中越地方で最大震度:7、死者67人。震度6弱以上の余震を4回観測。柏崎原発は特に被害はありませんでした。新潟県中越地震でのゆれが1995年の兵庫県南部地震(阪神大震災)よりも大きいところがありました。

3.2005年8月16日 2005年宮城県沖地震 - M 7.2、宮城県で最大震度:6弱。女川原発は特に被害はありませんでした。TVの地震速報で女川原発の自家発電装置(ディーゼルエンジン)が白い煙をもくもくと出している映像がありました(原子炉から漏れる放射能入りの水蒸気ではありません)。地震の揺れが設計用限界地震動を超えていたため、全国の原子力発電所で耐震強化のための工事を計画するきっかけとなりました。

4.2007年3月25日 能登半島地震 - 震源は石川県能登沖。M 6.9、最大震度:6強。北陸地方を中心に強い揺れ。死者1人。地震の1年前、2006年3月24日、金沢地裁は、志賀原発2号機の運転差し止め請求を認めました。周辺に大きな断層がない場合、真下で、マグニチュード6.5の地震が起きることを想定すれば足りるとした従来の国の指針を明確に否定しました。それから1年後の2007年3月15日、北陸電力は志賀原発1号機で1999年、停止中の原子炉が突然、臨界状態になる事故が起きた上、緊急停止装置が15分間作動しなかったにもかかわらず、国に報告せず隠ぺいしていたと発表しました。これで、志賀原発は運転中止することになったのですが、能登半島地震はそれから10日後のことでした。この時は、原発が止まっていて本当に運がよかったのだと思いました。

5.2007年7月16日 新潟県中越沖地震 - M 6.8、新潟県・長野県で最大震度:6強。死者11人。柏崎原発において、計測震度6.5・震度7を観測していたが、かろうじて全ての原発の冷却に成功。柏崎原発3号機の変圧器から火災が発生した。低レベル放射性廃棄物の入ったドラム缶400本が倒れた。3号機タービン建屋1階で2058ガル(想定834gal)、地下3階で581ガル(想定239gal)、3号機原子炉建屋基礎で384ガル(想定193gal)を観測したとの発表もなされた。震災から1年経過した現在でも、柏崎原発は運転再開の許可が柏崎市から得られていない。

6.2008年7月24日 岩手県沿岸北部の地震(命名されず) - M 6.8、岩手県九戸郡洋野町で最大震度 6強。深さ108km。死者0人。青森県六ヶ所村:震度4、青森県東通村:震度5強であったが、核処理施設および東通原発(1号機:定期点検中)に特に被害はありませんでした。

こうしてみると、幸運が続いているように見えます。原子力発電は危ないから止めた方が良いという自然からの警告なのでしょうか? 2度あることは3度あるとか、3度目の正直とか いろんなコトワザがありますが、そうそう幸運も続かないでしょう。
次はどこになることやら? 茨城県沖なら東海村、東海地震なら浜岡原発に注目しないといけないが、日本列島どこも安全な場所はないのが現状です。

橘みゆき 拝

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2007年1月 2日 (火)

平成19年の新年に当たり天皇陛下のご感想

平成19年新年をお迎えになったご一家のご近影

天皇陛下は平成19年の新年にあたり、ご感想を述べられました。

(宮内庁のHPより引用)
平成19年の新年に当たり天皇陛下のご感想

昨年も,大雪や豪雨,台風,竜巻などの自然災害で,150人もの人命が失われたことは痛ましいことでした。新潟県や福岡県では,地震災害のため,この冬も仮設住宅で暮らしている人々のことが心にかかっています。 また,台風による潮風害などで稲作などに大きな被害を受けた地域もあり,農家の人々の心痛が察せられます。
 新しい年の始めに当たり,我が国と世界の人々の幸せを祈り,皆が,互いに信頼し合って暮らせる社会を目指し,力を合わせていくよう,心から願っています。
(引用おわり)

日本や世界各国の人達がお互いに信頼しあって、力を合わせることにより、人類が抱える多くの問題(戦争や環境問題など)が解決にむけて進むことができます。明るくて暖かい未来を創っていくためには、信頼と協力が不可欠となります。20世紀型の組織は内部分裂により消滅していく運命です。21世紀型の組織を小さいながらも創り、横に連携することで、相乗効果を引き出し、光と熱を産み出していきましょう。
橘みゆき 拝  2007/01/02

【関連ニュース】
天皇ご一家 健やかに新年 (NHKニュース)※映像も見ることが可能です。
天皇陛下は、新年にあたって感想を寄せ、「昨年も、大雪や豪雨、台風、竜巻などの自然災害で150人もの人命が失われたことは痛ましいことでした」と自然災害の犠牲者を悼む気持ちを表されました。そのうえで、「新しい年の初めにあたり、わが国と世界の人々の幸せを祈り、皆が互いに信頼し合って暮らせる社会を目指し、力をあわせていくよう心から願っています」と述べられました。天皇皇后両陛下は、ことしは5月下旬にスウェーデン、イギリスとバルト海沿岸のリトアニア、ラトビア、エストニアのヨーロッパ5か国を公式訪問されます。(以下、略)
皇居で一般参賀 新年を祝う (NHKニュース)※映像も見ることが可能です。
天皇皇后両陛下は、皇太子ご夫妻など皇族方とともに午前10時すぎに宮殿のベランダに立ち、お祝いに訪れた大勢の人たちに笑顔で手を振って応えられました。そして、天皇陛下が「新しい年をともに祝うことをうれしく思います。年頭にあたり、国民の幸せと世界の平安を祈ります」と新年のあいさつをされました。

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2006年7月 9日 (日)

原発を支える技術者の低下

浜岡原発5号機で、発電タービンの羽根が損傷しているという記事が
ありました。
ニュース記事(下記参照)をよく読んでみると、設計が悪いのか、工事
をした人が悪いのか、多くの原因が考えられます。
設計書どおりにやれない/やらないor工事をする人の技術レベルが
著しく低下している現状が大きいのではないでしょうか。
原子力発電所での工事や点検は、死なない程度に放射能を浴びながら
行うため、職人魂を持っている人ほどあぶない工事を行い、回数も多い
ので、体がボロボロになってしまう。実際、工事をする人は、そのつど
代わり、こういう所があぶないなど工事ノウハウを継承しようがないのが
現状だそうです。そういう話を聞くと、原子力発電所を支える現場の力が
年々低下してきて、多くの技術者がマニュアル頼りで、原発のことを
隅々まで知っている熟練技術者は病死しているので、原発に頼らない
電力供給システムを構築した方がよさそうです。
去年あたりから、欧米各国でCo2を発生させないため原子力発電所
をもっと作ろうという動きは、将来大きなツケとなりそうです。

橘みゆき 拝

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060706-00000135-mai-soci
<浜岡原発>損傷した羽根は計284本に

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2006年4月14日 (金)

NHK特集でチェルノブイリを放送

 チェルノブイリ原発の事故から、もうすぐ20年が経過します。
急ごしらえで作った石棺がボロボロになっている中、住民がどんどん
ガンなどで亡くなっています。
広範囲な地域で立ち入り禁止となり、さながち自然保護地域です。
原子力発電所から放射能が広範囲にばらまかれた場合、長期間に
わたって、ひどい影響が残ります。
原子力発電のメリットよりもデメリットの方がよほど大きいのではない
でしょうか。明日はわが身という観点で番組を見ると良いでしょう。

橘みゆき  2006/04/14

【番組紹介】NHKのHPより
http://www.nhk.or.jp/special/onair/060416.html
本放送:4月16日(日) 午後9時~9時49分 NHK総合テレビ 
再放送:4月18日(火)深夜【水曜午前】0時~0時49分

汚された大地で -チェルノブイリ 20年後の真実-(仮)

史上最悪の原発事故からこの4月で20年、人々の苦しみは続いている。
というよりむしろ悪化している。ウクライナにある、放射線を浴びた人々が
集まって暮らすアパートでは、がんなどの重病患者が増加、毎週のように
死者が出ている。さらに大量の放射性物質がまき散らされたベラルーシ
では、ヒロシマ・ナガサキでは否定された「遺伝的影響」が報告された。

一方、20年の節目にIAEA(国際原子力機関)などからなる委員会が
まとめた報告書によれば、事故で放出された放射線を浴びたことによる死者
は全部で60人足らず。健康被害の多くを、「被曝の影響とは言えない」と
して退けた。患者の支援者などからは「問題の幕引きをはかる過小評価」と
批判されている。

「いまだわからないことばかり」とも言われる放射線の人体への影響。
広島の医師や研究者も加わって、暗中模索の事実解明、因果関係の究明が
続けられている。

最新の動きを追う中で、「汚された大地」で本当は何が起きているのか
明らかにしていく。

【関連記事】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060412-00000237-kyodo-int
ベラルーシの23%が汚染 チェルノブイリ原発事故

【モスクワ12日共同】
 ベラルーシのシドルスキー首相は12日、同国議会での報告で、
今月26日に発生から20年を迎えるチェルノブイリ原発事故による
放射能で同国の国土の23%が汚染されたと述べた。
インタファクス通信が伝えた。
 首相によると、事故により同国の耕地の5分の1、森林の22%が
汚染された。政府は放射能汚染対策のため、1989年から現在
までに計177億ドル(約2兆900億円)の支出を余儀なくされた。
 マルティノフ外相は、昨年1年間に米国、ドイツ、スイスなど
約100カ国から計7000万ドルの援助を受け取ったと報告した。
 事故は1986年、ベラルーシ国境に近い旧ソ連ウクライナ共和国
北部で発生。
事故で放出された放射性物質の約70%がベラルーシ領内に降り
注いだとされる。
(共同通信) - 4月12日23時0分更新

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2006年4月10日 (月)

日本でもCO2排出量取引開始

日本でも企業が排出するCO2の排出量取引が開始されました。
現在のところ、CO2の価値は既存のマネー(円やドル、ユーロなど)で
定義されていますが、電子マネーの形にしてしまうと、新たに信用創出が
できるのではないでしょうか。
そんなことを考えながら、以下のニュース記事を読みました。

橘みゆき  2006/04/10

※話の展開上、ずっと後で出そうと思っていたのですが、
 ニュース記事として新鮮な方が良いと判断して、本日書きました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060407-00000013-mai-soci
<温室効果ガス>企業間排出量取引が自主参加で開始 環境省

 温室効果ガス削減のため、企業の自主参加による国内初の二酸化炭素
(CO2)の排出量取引制度が6日、始まった。実際にCO2排出量に
値段がついて取引が成立するのは、今月下旬以降になる見通し。
 今回の制度は環境省が主導。化学、食品、流通などの大手や中堅企業32社
が、同省から補助金を受けて省エネ設備を導入し、自主目標でCO2削減を
図る。目標以上に削減できた企業が排出量を他社に売ったり、逆に目標達成
が難しい企業が他社から排出量を購入して削減したとみなす。32社のほか
に、排出量取引のみに参加する企業が8社ある。
 この日は、取引に必要な排出量の「口座」の開設が始まったほか、各企業が
希望する売買価格や排出量を専用のホームページで公表し、売買成立を
手助けする「市場」機能の説明会が開かれた。ある参加企業の担当者は
「万が一、目標が達成できそうにない場合に備えて取引制度に参加した」
と話した。
 欧州連合(EU)で昨年から始まった排出量取引では現在、CO2が
1トンあたり27~28ユーロ(約4000円)で取引されている。しかし
EUの制度は各企業ごとに強制的に削減目標が定められており、自主参加、
自主目標の国内制度とは異なる。【江口一】
(毎日新聞) - 4月7日3時11分更新

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2006年3月30日 (木)

燃費のよい車達

国土交通省が平成17年度末現在販売されているガソリン自動車の
燃費が良い車の一覧を発表しました。上位にハイブリッド車が並んで
います。軽自動車も相当いい数字を出しています。
燃費の良い車を運転すれば、ガソリン代も安く済むので、石油相場が
高騰している昨今は、お財布にも環境にも良いようです。
アメリカでは車が足ですから、燃費の良い日本車が飛ぶように売れる
一方で、燃費の悪いGMなどは業績を悪化しています。

橘みゆき  2006/03/30

http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha06/09/090328_.html
国土交通省は、自動車ユーザーの省エネルギーへの関心を高めると
ともに、燃費性能の優れた自動車の開発・普及を図るため、毎年、
現在販売されている自動車(型式指定を受けた自動車に限る)の
燃費性能を整理した冊子「自動車燃費一覧」を作成するとともに、
燃費の良いガソリン乗用車ベスト10を公表しています。
 平成17年末現在販売されている自動車のうち、最も燃費の良い
ガソリン乗用車は、小型・普通乗用車ではインサイト(本田技研工業
株式会社)、軽乗用車ではミラ(ダイハツ工業株式会社)でした。

【ガソリン乗用車(普通・小型)ベスト10】
1.36.0km/l 本田技研工業(株)インサイト ハイブリッド車
2.35.5km/l トヨタ自動車(株)プリウス ハイブリッド車
3.31.0km/l 本田技研工業(株)シビックハイブリッド
4.24.5km/l トヨタ自動車(株)ヴィッツ
5.24.0km/l 本田技研工業(株)フィット
6.22.0km/l トヨタ自動車(株)ベルタ
7.21.0km/l トヨタ自動車(株)パッソ
7.21.0km/l ダイハツ工業(株)ブーン
7.21.0km/l 日産自動車(株) マーチ
10.20.5km/l 三菱自動車工業(株)コルト

【ガソリン乗用車(軽)ベスト10】
1.30.5km/l ダイハツ工業(株)ミラ
2.26.0km/l ダイハツ工業(株)エッセ
3.24.5km/l スズキ(株)   アルト
3.24.5km/l マツダ(株)   キャロル
5.24.0km/l 富士重工業(株) R1
5.24.0km/l 富士重工業(株) R2
7.23.5km/l スズキ(株)   ワゴンR
7.23.5km/l マツダ(株)   AZ-ワゴン
9.23.0km/l ダイハツ工業(株)ムーヴ
10.22.5km/l 三菱自動車工業(株)ミニカ
10.22.5km/l スズキ(株)   Kei

※ 表中「燃費」は、10・15モード燃費値。

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2006年3月24日 (金)

原子力発電はいいのか

電力会社の新聞広告などを見ると、原子力発電はCo2発生が少ない
という記事をよく見ます。 水力発電、火力発電など主要な発電方法と
発生するCo2の量が棒グラフで並べられていて、原子力発電はCo2の
発生がとても少ない優等生ですよ。ということが図で示されています。

発電コストに関しても原子力発電は低コストとあります。
これって本当なのでしょうか?

まず原子力発電所は、プルトニウムを生産する過程で電力が得られる
という代物です。放射性廃棄物が大量に発生しますが、それは数十万年
もの間、放射能を撒き散らすため、常に冷却したり、外に漏れないように
万全の管理が必要となります。
私達が出した放射性廃棄物は、後々の世代に押し付けているわけで、
原子力発電所から電気を得るのと引替えにとんでもない廃棄物ができる
というふうに認識することが必要です。

1986年にチェルノブイリ原発が大きな事故を起こしてから20年経過
しました。漏れた放射能は広島型原爆の500発分だそうです。
十数万人もの人が犠牲になりました。
急ごしらえの石棺も放射能でボロボロになり、いつ崩壊してもおかしく
ありません。チェルノブイリ周辺地域は広範囲にわたって人が住めなく
なりました。そういう危ないものは、さっさと止めてしまうのが一番です。

後々の世代に負担を押し付けないような方式に変更した方がいい
と思うのですが、みなさまはどう考えますか?
日本には現在、55基の原子力発電所が稼動していますが、地震国
なのに、こんなに動かしたら、いつ事故を起こしてもおかしくはありません。
日本全国各地に設置している自動販売機が消費する電力は原発数個分
だそうです。それなら、深夜営業しているコンビニや自動販売機を夜間
止めてしまうようにすれば、いくつかは運転停止にすることが可能です。
利便性を多少犠牲にしても、いいのではないかと愚考いたします。

橘みゆき  2006/03/24

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2006年3月23日 (木)

ペンタゴンの秘密報告

映画「Day After Tomorrow」の元ネタになった、温暖化の影響に
関する秘密報告のダイジェストが大阪ガスのHPに掲載されています。

2004年06月02日、大阪ガスが主催した環境シンポジウム2004の
基調講演が大阪ガスのHPに掲載されています。
三橋規宏氏(千葉商科大学政策情報学部教授)による講演で、
テーマは、「温暖化の影響に関するペンタゴンの秘密報告」です。
http://www.osakagas.co.jp/kankyo/news/sympo2004/koen/koen_01.htm

かなり多めの内容ですが、ぜひご一覧あれ。

橘みゆき  2006/03/23

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2006年3月22日 (水)

NHKスペシャル環境大異変再放送

2/17と2/18の2日連続で放送されたNHKスペシャルの「環境大異変」
ですが、NHK BS-Hiで再放送されました。
おかげで、本放送の時に見れなかった第一夜(2/17放送分)を見る
ことができました。
(番組のあらすじについては、3/13の書込みを参照願います)

NHKスペシャルで取り上げた2100年の未来図ですが、CO2濃度が
700ppmの場合として地球シミュレータで予測した結果だそうです。
番組の中でも言っていましたが、700ppmという値は、一生懸命
がんばってやっと達成できる数値です。
このまま時と過ごした場合(プランAの未来)では、960ppm。
京都議定書の枠組みを全部の先進国が達成した場合、800ppm。
(ようするに日本は-6%のノルマ達成を言われています)
そのため、楽観的シナリオとも言えます。
それでも地球全体の平均気温が+4.2度にもなります。

一生懸命がんばってもこんな未来なのだから、全然やらなかったら
もっとひどいですよ。という未来を見せた方が真剣に取り組むのでは
ないかと愚考します。複数案を示して、望ましい未来を選ぶのには
もう1つの可能性(現状のまま)という地球シミュレータの結果が
みたいところです。

橘みゆき 拝  2006/03/22

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2006年3月19日 (日)

21世紀以後の地球観

1972年以後、地球は有限の存在だということが多くの人達に
認識されました。
自然の恵みは、限りがあるのです。
人類の活動による、自然に対する負荷は年々増大していきます。
今までのやり方では近い将来破綻をもたらすでしょう。
無限の欲望を満たすことは不可能です。

コンピュータの処理速度の向上により、スーパーコンピュータを
使った未来予測が可能となりました。2002年3月より運用開始
された地球シミュレータはその当時世界最速でした。
(本記事を執筆している2006年3月でもトップクラスです)
地球シミュレータは、地球を細かく区切って、その地区の未来を
どんどん予測しようという代物です。
研究結果は世界中の研究者に公開されており、NHKスペシャル
などにも利用されています。

このまま何もせず無為に時を過ごした結果の100年後と、
いっしょうけんめい環境問題に取り組んだ結果の100年後では、
未来は大きく異なることが地球シミュレータによる予測で明らか
になっています。

明るい未来を獲得するためには、20世紀型の大量生産大量消費の
経済システムから、循環型経済へのシフトが大前提となります。

循環型経済はこんな仕組みです。なかなか大変です。
それなりにコストや手間もかかります。

 (1) 天然資源を浪費しないように消費を抑制する。
 (2) 廃棄物の発生を抑制して生産/消費する。
 (3) 再使用できるものは再使用する。修理して使うのも有効。
 (4) 再使用できないものは原料として再利用する。
 (5) 再利用できないものは燃やして熱を回収する。
   その際、熱効率をできるだけ高める。
 (6) どうしようもないものだけ適正な方法で処分する。

こうしてみると、21世紀を生きる私達は、20世紀とは全く異なった
価値観を持つ必要に迫られているのがわかります。

なお、21世紀になって判明したことや新技術についても考慮する
必要があります。
石油の生産が上限を迎えた。食料の増産に限界がある。化石水が
涸れつつある。潅漑の失敗などにより砂漠化が進む。
などのマイナス要因を追加されます。
逆に、燃料電池などの代替燃料が普及する、砂漠を緑化するため
のコストが大幅にダウンしたなど、新技術の発明や普及などプラス
の要因もあります。

これらを考慮すると、かつてのイースター島みたいに環境破壊を
徹底的にしてしまう前に人類の英知と技術のブレイクスルーにより、
よりましな未来を構築することは今からでも充分可能だと私は判断
しています。
これからの多くの人達による実証実験の成果が出てきます。
成功事例として誰もが認めるようなすばらしいものがもうすぐ出て
くるかもしれません。

橘みゆき  2006/03/19

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宇宙開発のドラマがNHKで放送

NHK総合テレビで深夜、宇宙開発を題材とした事実を基とした
ドラマが放送されます。ぜひみなさんで見てくださいませ。
宇宙開発ができたおかげで、地球を外から見ることができるように
なったわけですから、彼らの業績はとても大きいのです。

この番組の制作はイギリスのBBCですので、期待度大です。
4回シリーズで今回が1回目となります。
直前まで知らなかったので、見逃した方は、すみません。

橘みゆき  2006/03/19

●○● 番組紹介 ●○● (リンクはNHKのHP)

http://www3.nhk.or.jp/kaigai/spacerace/index.html

SPACE RACE
宇宙へ -冷戦と2人の天才-
宇宙への果てしない夢‥‥ それはもう1つの「戦争」だった。

NHK総合テレビ(全4回)
第1回 3月18日(土)深夜【日曜午前】2:35~3:27
第2回 3月24日(金)深夜【土曜午前】2:05~2:56:30
第3回 3月24日(金)深夜【土曜午前】2:56:30~3:48
第4回 3月25日(土)深夜【日曜午前】2:30~3:22
※大阪府、京都府、兵庫県、和歌山県、奈良県、滋賀県では下記の放送予定
第1回 3月18日(土)深夜【日曜午前】2:56~3:48
第2回 3月24日(金)深夜【土曜午前】2:05~2:56:30
第3回 3月24日(金)深夜【土曜午前】2:56:30~3:48
第4回 3月25日(土)深夜【日曜午前】2:46~3:38

■イントロダクション
これは、事実を元にしたドラマである。

1950年代末期、東西冷戦が激しくなる中で宇宙進出を競いあうアメリカと
ソ連。国の威信をかけたこの開発競争は、一刻も早く相手の領土に到達し
得る巨大ミサイルを手にしたいという超大国同士の、強い欲望と恐怖に
突き動かされた激闘であった。
この宇宙開発競争には莫大な費用がかけられ、ロケット打上げや有人宇宙飛行
の失敗などによって多数の死者が出た。
宇宙を目指したこの人類史上最大の試みは、先駆的であると同時に最も
リスクの高い挑戦として科学史上に刻まれている。

二つの超大国には、それぞれ天才科学者がいた。一人は元ナチ党員で
アメリカに投降し、宇宙開発を続けるフォン・ブラウン。もう一人は、
スターリンの大粛清によって無実の罪で矯正労働収容所に入れられていた
ソ連のセルゲイ・コロリョフ。二人の天才が、人類が初めてくぐる宇宙への
扉を開いていく。

制作:BBC(2005年)
原題:Space Race

■主要キャスト
ナレーター :ロバート・リンジー ROBERT LINDSAY (声:谷口 節)
セルゲイ・コロリョフ :スティーブ・ニコルソン STEVE NICOLSON (声:石塚 運昇)
フォン・ブラウン :リチャード・ディレイン RICHARD DILLANE (声:森田 順平)

■エピソード

第1回:「ロケット開発」(RACE FOR ROCKETS)
 
第二次世界大戦末期、敗色濃厚だったナチス・ドイツが大逆転勝利に最後の
望みを託したのが、フォン・ブラウン博士が開発したV2ロケットであった。
連合国側のアメリカもソ連も、V2ロケットの性能を知り、フォン・ブラウン
とV2ロケットを手に入れようと血眼になる。

ロケットの開発に人生のすべてをささげているフォン・ブラウンは、ロケット
の研究開発を続けさせてくれそうだという理由から、アメリカへ投降すること
を選ぶ。しかしフォン・ブラウンは、ナチの党員であり親衛隊員だったという
過去を負っていた。アメリカへ渡ったのち、この過去がフォン・ブラウンを
苦しめることとなる。

一方、ソ連がアメリカに対抗するために白羽の矢を立てたのが、
セルゲイ・コロリョフであった。コロリョフはスターリンの大粛清によって
無実の罪で矯正労働収容所に入れられていた。釈放されたコロリョフは、
ロケットエンジン開発の第一人者グルシュコや、フォン・ブラウンと袂を
分かったドイツ人科学者グロトルップらと協力して新型ロケットを開発、
打上げ実験を成功させる。

第二次世界大戦後、世界は米ソを二極とする冷戦に突入したが、宇宙開発に
おいても激烈な戦いが始まったのだった。そしてその初期、リードしたのは
コロリョフ率いるソ連であった……。


第2回:「衛星開発」(RACE FOR SATELLITES)

第二次世界大戦が終わり、世界は冷戦の時代へと突入。二つの超大国、
アメリカとソ連は軍拡競争に走り、1952年にはアメリカが、翌53年には
ソ連が、それぞれ水爆実験を行った。

アメリカでは、フォン・ブラウンが活躍の場を与えられずに苦悩していた。
アメリカ軍は宇宙開発にそれほど興味がなく、フォン・ブラウンたちへの
扱いも冷たかった。そのため、フォン・ブラウンは唯一興味を示してくれた
会社に頼み込み、テレビ出演し、宇宙開発の重要性を直接アメリカ国民に
訴える作戦に出る。

ソ連軍部のネデリン司令官は、コロリョフに水爆の弾頭を搭載できる
ロケットの開発を命じR7ロケットの開発がスタート、巨大なロケットとなる
R7のためにバイコヌール宇宙基地が作られる。コロリョフはR7開発に当たり、
エンジン開発をグルシュコに依頼する。コロリョフとグルシュコの間には
確執があったが、二人はそれを乗り越えて協力することにする。コロリョフ
はR7ロケットを軍用に使うだけではなく、人工衛星の打上げにも利用しよう
と考えるが、ソ連の宇宙開発はあくまでも軍事優先であり、人工衛星開発
にはゴーサインが出なかった。

しかしついにフルシチョフがコロリョフの要請を入れ、衛星開発を許可する。
フルシチョフの後押しを得たコロリョフは、エンジントラブルなどを乗り越え、
人工衛星開発をめぐる競争でフォン・ブラウンをリード。
1957年10月、ついに人類初の人工衛星スプートニクを地球を周回する軌道に
打ち上げることに成功する。さらに11月にはライカという犬を乗せた
スプートニクの打上げにも成功したのだった。

ソ連の成功に衝撃を受けたアメリカは、ようやくフォン・ブラウンのチームを
重用する気になる。そして1958年1月末、フォン・ブラウンは人工衛星
エクスプローラ1号を打ち上げることに成功する。

米ソの宇宙開発競争は、ますます激しさを増していく……。


第3回:「有人宇宙飛行」(RACE FOR SURVIVAL)
 
1950年代半ばごろから東西の対立は深まり、米ソの宇宙開発競争も激しさを
増していた。1950年代を通じてソ連のコロリョフが一歩リードし、アメリカの
フォン・ブラウンは後じんを拝していた。

1959年に入ると、米ソは「世界初の有人宇宙飛行」をどちらが先に達成するか
を競い合うようになる。それまでソ連にリードを許していたアメリカはNASA
(アメリカ航空宇宙局)を設立。「マーキュリー計画」を立て、ソ連を猛追し
始める。

しかしそれでも先に有人宇宙飛行に成功したのはソ連だった。1961年4月、
ボストーク1号でユーリ・ガガーリン少佐が地球を一周し、見事に生還した
のである。だがアメリカも負けてはいなかった。一月も経たないうちに、
フリーダム7でアラン・シェパード中佐が有人宇宙飛行に成功したのだ。
アメリカの新大統領ケネディは、「アメリカは10年以内に月へ行く」と
就任演説で高らかに宣言する。

一方、東ベルリンには「ベルリンの壁」が作られ、冷戦の激化と共に、
核戦争勃発の危機が迫ってきていた……。


第4回:「月面着陸」(RACE FOR THE MOON)
 
アメリカの威信をかけて宇宙開発に取り組むことにしたケネディ大統領の就任
により、それまで宇宙開発ではソ連に遅れを取っていたアメリカが、ソ連を
猛追し始める。

アメリカの宇宙開発を率いるフォン・ブラウンはサターン・ロケットで、
コロリョフはN1ロケットで、人類初の宇宙遊泳、有人月周回飛行、そして
月面着陸を狙っていた。しかしアメリカ政府とNASAのバックアップを受ける
ことになったフォン・ブラウンとは違い、ソ連の共産党指導部はコロリョフ
を予算面で必ずしも優遇しなかった。そのためソ連は新しい技術の開発では
なく、すでにある技術のフル活用を強いられた。フォン・ブラウンの
サターン・ロケットが打上げに必要な推力を大型エンジン五基で得ていたのに
対し、コロリョフのN1ロケットは従来の小型エンジンを24個(後には30個)も
使うものだった。しかしそのような苦境にあってなお、コロリョフはさらなる
偉業を達成する。1965年3月、レオノフが人類初の宇宙遊泳に成功したのだ。
ようやく党指導部から満額ではないものの予算を獲得し、コロリョフは
N1ロケットの製造に着手する。彼が月面着陸のために作ったカプセルは
ソユーズであった。

健康を害したコロリョフは1966年1月、この世を去る。20年にわたりその存在
が国家機密として伏せられていたコロリョフであったが、ブレジネフにより
世界中に名前が明らかにされ、生前の業績を称えられ赤の広場で国葬される。
しかしコロリョフを失い、続いてガガーリンをも飛行機事故で失ったソ連の
宇宙開発は迷走していく……。

一方、フォン・ブラウンはジェミニを開発、続いてアポロ計画の遂行にまい進
する。1968年12月、アポロ8号で初の有人月周回飛行に成功。ついにソ連を
追い抜いたのである。1969年7月にはアポロ11号が人類初の月面着陸に成功し、
星条旗が月面にひるがえった……。

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2006年3月18日 (土)

20世紀までの地球観

今日と明日にわたって、地球の見方がどう変化したことを書きます。
今回は、20世紀までの地球観についてです。
正確を期すならば、1972年にローマ・クラブから「成長の限界」が
発表される以前と以後で人類が地球に対する見方が変わりました。
地球は無限に水や食料、資源を提供できないということが多くの
人達に認識されたのです。

狩猟・採取時代、人類は自然の恵みにより水や食料を得ていました。
食料の多少により、人口が増減していました。
農業時代になると、水を引いたり、家畜を飼うことで以前より多くの
食料が獲得できるようになり、その分、人口は増加しました。
古代文明がいくつも勃興したり消滅したりしていましたが、地球全体
としてみると、人類の活動は現在と比べると微々たるものでした。
地球は無限に大きくて、必要となる水・食料・資源は無尽蔵であり、
ゴミなども自然の回復力でなんとかなっていました。
自然の恵み >> 人類の活動 という時代です。

産業革命により大量生産が可能となると、これまた人口が増えました。
また、生活水準がアップすることにより1人あたりのエネルギー消費量
が増加し、ダブルの要因で人類の活動は増大し、地球に与える負荷
も増えてきました。とはいえ、人口が10億人を超えたのは1800年頃
なので、現在(2006年)の65億人と比べると、まだまだ地球は広かった。
1950年頃でも25億人程度でした。
この頃の地球は、人口の増大に対して、井戸を掘れば水が出るし、
森を開拓すれば畑ができる。新たな油田や鉱山もどんどん発見され、
人類が必要となる水・食料・資源は必要なだけ獲得できました。
技術により、明るい未来が約束されていた幸福な時代といえましょう。
自然の恵み > 人類の活動 という時代です。

20世紀後半になると、人口が30億人、40億人と増え、世界各地で
公害が発生したり、せっかくの畑が塩害などでだいなしになったり、
砂漠化が進行していったりと、様々な問題が起こるようになりました。
1972年に、ローマ・クラブが「成長の限界」(環境問題の古典です)
を発表しました。当時の有識者が未来に対して警告を出したのです。
このあたりから、石油危機や食料問題、水問題を始めとする諸問題
が局地的な問題ではなくなります。
地球が人類に必要なだけの水や食料や資源を提供するにはもう
限界が来ていました。無限だと思えた地球が有限なものとして認識
されたのです。
自然の恵み ≧ 人類の活動 の時代になってしまった。
もしかしたら 自然の恵み < 人類の活動 となり、未来を先食い
している可能性があります。(このあたりは議論の余地があります)

1960年代以降の宇宙開発により、地球全体を宇宙から見た写真
や、人工衛星による地球の観測データが蓄積され始めました。
コンピュータの処理速度向上によるシミュレーションも活用できる
ようになりました。これらの技術を使って未来を予測するこができる
ようになったのは1990年代になった頃でした。
1992年、「限界を超えて」という形で「成長の限界」以降の20年間
のデータを集めて、シミュレーションを行った結果が発表されました。
1997年、京都にて京都議定書が採択されるまで、経済発展と環境
保護のバランスをどうすれば良いのか、多くの人達による議論が
繰り返されたのです。

橘みゆき  2006/03/18

●○● 追伸 ●○●
2100年頃の未来に、歴史家が21世紀を振り返った時、1997年に
合意された京都議定書の枠組みがせめて守られていたら、こんな
状況には至っていなかっただろう。と書かれないことを願うものです。
その願いがこのブログを書こうと思った原動力になっています。

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2006年3月16日 (木)

地球シミュレータが予測した2100年の地球

このまま抜本的な温暖化対策を行わないと2100年の未来はどうなる
のか? 地球シミュレータの結果が2月に放送されたNHKスペシャル
で扱われていました。
地球シミュレータによる予測は、プランA(このまま何もしない)という
選択をした場合、こうなるよという警告を私達に示しました。

今後100年間に環境崩壊は進んで、2100年の地球はこんな状況となります。
(1) Co2濃度が現在の2倍となる。※現在が350ppmとして、700ppm
(2) 地球の気温は平均して4.2度上昇する。
  高緯度の地域ほど上昇幅が大きい。
(3) 東京の真夏日は現在よりも100日以上増加する。
(4) カトリーナ級のハリケーンによる災害が増える。
(5) アマゾンが乾燥化してジャングルが草原に変化する。
  →この他、世界各地で乾燥化と砂漠化が進行する。
(6) 北極や南極の氷が融けるため、海水面が上昇する。
  →南太平洋のツバイやインド洋のモルジプは海の下へ
(7) 環境の悪化により、世界中で2億6000万人もの環境難民が発生する。
(8) 水不足と食料不足が深刻化する。
  →アフリカを中心に5400万人もの人が飢餓状態となる。
  →北米地域の食料生産量は半減。ロシアは増える。

今のまま手をこまねいていると、2100年にはこんな未来図です。
地球シミュレータは日本最速のスーパーコンピュータです。
将来、地球はどうなっているのか、多くの学者がいろんな仮説をたてて
研究しているのですが、シミュレータによる予測図を示されると、うーん
とうなるしかありません。
計算の前提となるさまざまな条件が正しいかという話もあるのですが、
時と共に環境がどんどん悪化していく様子をアニメーションで見ると、
こんな予測にならないようにしよう! という動機付けにはなります。

●○●○● 用語の解説 ●○●○●
地球シミュレータ http://www.es.jamstec.go.jp/esc/jp/
「地球シミュレータ」は、運用開始時点(2002年03月)で世界最大の
規模と能力を持つスーパーコンピュータであった。そのため、気象
の変動を定量的に評価・予測するのに最適な手段となっている。

橘みゆき  2006/03/16

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2004年のCo2濃度は377ppm

 世界気象機関が14日、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の
大気中の濃度が、2004年の世界の平均で、前年より1.8ppm増加して
377.1ppmとなったと発表しました。
(共同通信ニュースより)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060314-00000219-kyodo-soci

世界中の人達による経済活動が活発になると、どんどんCo2が増えて
いくわけですし、ある程度温暖化が進むと海や永久凍土に封じられて
いたCO2が大気に出て行くため、増加のスピードがUPすると予測され
ています。
2100年にCo2濃度が500ppmで安定するか否かは、いま私達がどう
行動するかにかかっています。

橘みゆき  2006/03/16

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2006年3月15日 (水)

2450年までの温暖化予測

地球シミュレータを使った研究結果を掲載したもので何か良いものを
探したら面白いものがありました。

検索エンジン:Google
検索キー:プランA 地球シミュレータ 予測
Hit数:958件

[PDF]
 超長期の地球温暖化予測を実施 −温室効果ガス濃度の安定化効果を把握−

ファイルタイプ: PDF/Adobe Acrobat - HTMLバージョン
温暖化予測には、米国大気研究センター(NCAR)の大気海洋結合モデル
CCSM3をベース として、世界. 最高速クラスの地球シミュレータに最適化
した計算コード(解像度は大気 約 150km、海洋約 100km)を使用した。
IPCC 特別報告書(2001)の A1B、B1 ...

criepi.denken.or.jp/jp/env/news/env_news02.pdf -

2100年にはCo2濃度が安定すると仮定して、それから先どうなるのかという
ことを研究した結果が掲載されています。
Co2濃度が安定したら、
 (1) 温暖化による深層海流の減少に歯止めがかかる。
   →映画「Day After Tomorrow」のような事態は避けられそう。
 (2) 海水の熱膨張による海水面上昇による海面上昇は長期間続く。
   →南太平洋のツバイや、インド洋のモルジプは海の下へ

ほっとする予測なのですが、これって、2100年のCo2濃度が500ppmで
安定するという低位予測が実現した場合の未来なのです。
一生懸命やって、やっと達成できそうな目標でも、これ位の影響が出ます。
2100年になった時点でもう遅いのかもしれません。
あとは、いかに被害を最小限にとどめるために、できるだけ早く抜本的な
対策を実施するかに、未来の命運がかかってきます。
そう考えると、今を生きる私達の責任はものすごく大きいのです。

橘みゆき  2006/03/15

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プランBを要約した本

「プランB-エコ・エコノミーをめざして」(レスター・ブラウン著)を読むのが
350pもあってしんどい。要するに何が問題でどうすれば良いのか要約
してほしい方に向いた本が本屋に売っていましたので紹介します。
新書なので電車の中でも気軽に読めるでしょう。

ウェッジ選書20で新書サイズ168p。1400円+税で割安です。
「地球環境 危機からの脱出 -科学技術が人類を救う-」
(編著者:レスター・ブラウン他)が要点をまとめています。

この本は、2004年11月09日、帝国ホテル東京において開催された
「高速鉄道国際会議2004 -東海道新幹線開業40周年-
 『地球の未来のために』-高速鉄道は何ができるのか-」
の第一部「科学技術は地球文明を救えるか」を採録したものです。
本の構成は
 第一部 持続可能な社会に向けて (p9-p47、この部分が要約)
 第二部 閾値を超える日が来る前に
 第三部 科学技術は地球文明を救えるか

橘みゆき  2006/03/15

【参考文献】
ウェッジ選書20
書名:地球環境 危機からの脱出 -科学技術が人類を救う-
編著者:レスター・ブラウン、デヴィッド・ハウエル、黒川清、薬師寺泰蔵、
     十市勉、植田和弘、藤島昭、松井孝典
発行所:株式会社ウェッジ http://www.wedge.co.jp/
ISBN4-900594-85-7 C0330 \1400E
定価:本体1,400円+税
初版2005/07/29

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2006年3月14日 (火)

レスター・ブラウンのプランB

アースポリシー研究所の所長、レスター・ブラウンさんは、「地球白書」や
「フード・セキュリティ」、「エコ・エコノミー」などの多数の本を書いています。
環境問題のベースとなる資料として活用しています。

2003年に書かれた「プランB -エコ・エコノミーをめざして」は、日本語訳
もされています。とても中身が濃い良書です。今日はこの本の話題です。

プランBとは何か? 簡単に言うと、予定していた計画(プランA)が何らか
の事情でできなくなったので、代替案(プランB)を用意したということ。

環境問題としての未来への計画として、ブラウン博士は
 プランA 「現在のまま、何も対策を打たない」(2章から6章まで)
 プランB 「破滅を回避するためにどんどん手をうつ」(7章以降)
の2つを提示しています。
このままこまねいていると、プランAのまま、ずるずると時が過ぎていき
環境がどんどん破壊されてしまいます。
プランBは、目次を羅列すると、ハードルは高い。
 7章 水資源の利用効率を1.5倍に高める
 8章 土地の生産性を高める
 9章 炭素排出量を半分に減らす
 10章 社会的課題に果敢に取り組む
   人口の安定、教育、エイズ予防、etc

私としては、プランAのまま手をこまねいているはずはないと考え、
プランX 「地球以外に移住しよう。とか、強制的に人減らしをしよう」
という解決策も入れたいところですが、こうならないようにするには
どうしたら良いかを考えたいので、いまのところ無視します。

このブログのタイトルである「水素文明への転換」というのは、
プランBの一部なのかもしれませんが、プランC(代替案その2)
という位置づけで、このブログでは扱っていきます。

橘みゆき  2006/03/14

【参考文献】

書名:レスター・ブラウン プランB -エコ・エコノミーをめざして
著者:レスター・ブラウン
発行所:ワールドウォッチジャパン  http://www.worldwatch-japan.org
ISBN4-948754-16-1 C0034 \2500E
定価:本体2,500円+税
初版2003/12/01

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2006年3月13日 (月)

NHKスペシャル「気象大異変」

友人に2月18日にメールした内容です。  橘みゆき 拝  2006/03/13

**********
昨日と今日のNHKスペシャルは2日連続で環境問題を扱っていました。
とても良い番組であったと共に、考えされられました。
京都議定書で合意された6%削減の枠組みでも達成するのが困難なのに、
この番組で提唱する2050年までにCO2排出量の半減はできるという想定を
実現することは不可能に近いからです。
可能性としては、省エネルギーと熱効率向上により、あまりCO2を発生させない
ことと、農業で使う水を大切に使うことであるが、それとて人口が増えれば
パーとなる。大規模な疫病などで人口を強制的に減らすしか策がないという
事態に至る前に、現時点でやれることをやるべきでしょう。

橘みゆき 拝  2006/02/18

第一回は見逃しましたが、第二回は見ることができました。
あらすじはこんな感じ。

番組の解説者はIPCC前議長のDR.ロバート・ロトール。
今後100年間に環境崩壊は進む。
今後100年間で地球の気温は平均して4.2度上昇する
その影響で、世界各地での乾燥化(砂漠化)と、北極や南極の氷が融ける。
これは世界中の食料不足と水不足をもたらす。
アフリカを中心に5400万人の人が飢餓となる。
アマゾン川流域の大森林地帯は乾燥化により砂漠になる可能性がある。
ロシアは食料増産になるが、地中海沿岸、アフリカ南部、インド北部、東南アジア
が減産となる。最も減産となるのが北米地域。半分程度になる。
温暖化による海水面上昇で世界中で2億6000万人の人が住むところがなくなり
環境難民となる。これだけの人が移動すると移住先に元々いた人との間で
トラブルが続出する。

(NHKのHPでの番組紹介)
http://www.nhk.or.jp/special/
NHKスペシャル 二夜連続シリーズ「気象大異変」

アメリカ南部に米国災害史上最悪の被害をもたらした巨大ハリケーン・
カトリーナ、スペインを襲った145年ぶりという小雨、そしてアマゾン川
を干上がらせた記録的な大渇水・・・
去年一年間だけでも枚挙にいとまのないほどの異常気象が世界のあちこち
で発生した。今後、地球が温暖化するとき一体何が起こるのか。
今、世界中の科学者たちは、スーパーコンピューターを使って今後100年
の気候を予測しようとしている。シリーズでは、未来の予兆とも言える
気候異変の現場をルポルタージュしながら、最新のシミュレーション研究
をもとに、今後100年間の温暖化した世界を描き出す。 

第1回 異常気象 地球シュミレータの警告
2006年2月18日(土)午後9時~9時52分  

 去年、米国史上最悪の被害をもたらした巨大ハリケーン・カトリーナ。
地球温暖化が原因ではないかと考えられている。将来、温暖化は人類に何を
もたらすのか。世界屈指の計算速度を誇る日本のスーパーコンピューター
「地球シミュレータ」は、私たちの未来に横たわる危機を子細に予測して
いる。百年後、世界のCO2濃度は倍増し、気温は最大4.2度上昇する。東京は
奄美大島付近の気温になり、真夏日の日数は100日以上に増加。正月は紅葉
の真っ盛り・・・。気温の上昇は世界中で熱波による死者の増加という突然の
災害をもたらす。2003年、ヨーロッパに3万人を超える死者をもたらした熱波
は、まさにその予兆だったと考えられている。さらに温暖化は、極端な気象
災害をもたらす。台風やハリケーンなどの熱帯低気圧は巨大化する。
カトリーナ級の台風が本州を襲い、暴風による被害が激増。
 異常気象に翻弄(ほんろう)される現在の世界をルポしながら、
「地球シミュレータ」の詳細な計算結果をもとに、コンピューターグラフィクス
を駆使し百年後の地球の姿を映像化する。

第2回 環境の崩壊が止まらない
2006年2月19日(日) 午後9時~9時52分

 去年、スペインと南米アマゾンを数十年ぶりの記録的な干ばつが襲った。
「地球シミュレータ」の計算によれば、これは未来の地球の姿の予兆である。
百年後、地中海沿岸では耕地の乾燥化が進み、アマゾンにはアラビア半島の
面積を超える広大な砂漠が出現するという。
第2回は、今後百年間に予測される、温暖化による生態系と人類への影響を探る。
温暖化は、世界の食料事情を激変させる。日本では、北海道で稲の収量が増加
するが、他の地域では減少するため全体では10%の減収となる。リンゴの生産
適地は本州から北海道へと移動し、西日本の太平洋側で生産されるミカンは、
本州内陸部と日本海側で作られるようになる。また、死をもたらす熱帯病の
デング熱が徐々に拡大してきているが、百年後には九州南部や米国南部が
感染危険地域に入る。海面上昇が進めば、今世紀末には2億6千万もの人々が
環境難民になる可能性がある。こうした悲劇を避けるには、どうすればよい
のか。シミュレーションによれば、温室効果ガスの排出量を2050年に世界全体
で50%削減しなければならない。果たしてそれは可能なのだろうか。

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