関東一円が放射性ヨウ素被ばくシミュレーションの動画

東日本大震災から4日後の2011年03月15日、福島第一原発からベントされた放射性物質は北風に乗って関東一円を覆った。放射能の雲が埼玉県茨城県栃木県の県境に近い山間部にきたとき、ちょうど雨が降り、ヨウ素131をはじめとする放射性物質が首都圏の水源地に降った。
この情報は2012年03月のNHKスペシャルにて放送された。下記に紹介する動画の7分30秒すぎからのヨウ素131が拡散するシミュレーション映像という形で。
この映像を見たとき、こりゃ菅直人総理(当時)が首都圏から3千万人の脱出というのをよぎったのも無理はないと思いましたが、同時に、事故後すぐに公表されず、1年経過後に公開したということは、「もう遅い」という事実をつきつけられたようなものです。
1月18日深夜からこれの続報が放送されるが、初回放送を見た限り、関東平野を通りすぎ、水源地に放射性物質が落ちるシミュレーションは、福島から少し南下したとことで止まっている。ここが物足りないところです。
下記で見れるのヨウ素131の拡散シミュレーションの反響が大きかっただとは思いますが、見逃した人は、深夜ですが再放送を見るとよいでしょう。
関東一円が放射性ヨウ素被ばく (Youtube)
シリーズ東日本大震災 空白の初期被ばく(仮) NHKスペシャルのHPより
初回放送:総合 2013年1月12日(土)21時00分~22時13分
再放送 :総合 2013年1月19日(土) 1時30分~ 2時43分(18日深夜)
福島第一原発事故の後、政府や東京電力は各種調査に基づき、一般住民に対する放射能の健康影響はほとんど無いと説明してきた。
しかし見過ごされている被ばくがある。
事故直後に大量放出された放射性物質・ヨウ素131の影響だ。
この放射性物質はチェルノブイリ事故後に急増した子どもの甲状腺ガンとの因果関係が科学的に立証されている。
ただし半減期8日と短時間で消滅するため、放出直後の被ばく回避措置、そしてヨウ素が消える前の正確な被ばく調査が重要となる。
ところが今回はいずれも行われなかった。
その結果として、被災地では事故から1年半を過ぎて乳幼児を抱えた親たちの間で不安が膨らみ続けている。
被災者にとってヨウ素被ばくの目安を知っておくことは、今後のガン検診や予防対策に決定的な意味を持つ。
住民の切実な要望にこたえようと、研究者がヨウ素被ばく量の実態に迫ろうとしている。
また一方では、放射能測定や気象の専門家チームがセシウムではなくヨウ素の放射能汚染地図を作成に挑んでいる。
様々なアプローチによってヨウ素被ばくの空白が明らかになる中、汚染にさらされた福島県の自治体は独自の健康対策に乗り出し始めた。
番組では最新の科学技術によって失われた時をさかのぼる研究者たちの実証的な知見を総合し、初期被ばくの実態を解き明かす。
繰り返す、この放送は必見だよ!
2013/01/13 橘みゆき 拝
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水素文明を産み出す士官学校ML 内容は、私が管理している2つのブログ「水素文明への転換」と「兵隊よりも士官になろう」に関連した話題が中心です。
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コメント
このブログは、2015年統一地方選挙に立候補している奈良県知事候補、いわさき孝彦の捨て駒にされた哀れな被害者のブログだ。岩崎は、このように仲間をいとも簡単に見殺しにする人間のクズである。奴の脳内には権力欲しかなく、権力を手に入れるためであれば平気で人を捨て駒として使い捨てにして殺すような輩である。
投稿: 死人に口無し | 2014年12月 7日 (日) 06:27