急速に進む円高株安
9月14日、民主党党首選挙により、菅直人総理大臣が再任され、小沢一郎元幹事長が敗北したのが市場に伝わる前から、するすると円高ドル安が進んでいた。
14日のロンドン市場では、円高が進み、一時82円92銭をつけた。
9月15日6時現在、リアルタイム為替チャートにて、1ドル=83円ちょうどの水準、シカゴ市場の日経平均先物(CME225)は、9285円と東京市場の終値と同水準ですが、要注意の水準である。
民主党党首選挙が終わったあと、勝利した菅直人支持派が、敗北した小沢一郎支持派に冷や飯を食わしたり、圧力をかけるなど、挙党一致体制(トロイカ+1なんていうこと言ってた時期があったね)など望めず、相変わらず、身内で権力闘争にうつつぬかしているだろう。
それによって、政治の空白は続き、日本経済は、円高株安に適切に対応できず、どんどん経済が悪化していくだろう。
そうなると、日本から流出したマネーを活用して、自転車操業をしている世界中の金融システムは、心臓から血液が送られなくなる状態となり、来月には大暴落の局面になってもおかしくはない。
2010年10月大暴落は、日本経済の混乱をきっかけに発生し、長期化すると、2010年の大恐慌と経済史に名前を残すこととなる。
大暴落で一儲けを考えている愚か者へ、死にたくなければ、相場に立ち入るべからずだ。
2010/09/15 橘みゆき 拝
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