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2010年2月19日 (金)

アメリカが30年ぶりに原発を新設

 石油枯渇が見えてきて、石油文明の落し子であるアメリカは、新たなエネルギー源を原子力に求めている。
石油がブッシュ元大統領の利権であるなら、原子力はゴア副大統領の利権である。
かつてアメリカはスリーマイル島の原発事故(メルトダウン寸前だったと、後日こっそり公表された)で、原発アレルギーだった。
ゴアさんが先頭に立って主張している地球温暖化を防ぐためには、やむを得ないという世論をつくった点が大きいが、大きな政策転換である。

 

米政府が30年ぶり原発新設計画、融資保証83億ドル
2月17日9時45分配信 産経新聞

【ワシントン=渡辺浩生】
 オバマ大統領は16日、約30年ぶりとなる米国内での原子力発電所の新設計画で、総額83億3000万ドル(約7500億円)の融資保証を実施すると発表した。
1979年のスリーマイル島原発事故で新規着工を凍結して以来、初めての建設計画で、今後、米国で原発建設の動きが本格化するとみられる。
東芝や日立製作所など、日本の原発メーカーの商機が広がる可能性もありそうだ。

 オバマ大統領はメリーランド州の演説で「増加するエネルギー需要を満たし、気候変動の最悪の被害を防ぐために、原子力発電の供給を増やす必要がある。
今日の発表はわれわれをそうした道へ進ませるものだ」と述べた。原発を含むクリーンエネルギー分野への投資を促し、雇用拡大と地球温暖化対策を後押しする意向だ。

 米政府が融資保証を実施するのは、電力大手サザン・カンパニーがジョージア州で計画しているボクトル原発の2基の原子炉。建設に伴い3500人、完成後は800人の雇用が創出されるとしている。
原子炉の稼働は2016年、17年に開始する見通し。(以下、略)

 

チェルノブイリ原発事故から25年経過し、あのあたりは自然保護区となっている。
アマゾンや東南アジアのように自然回復力が強いので、文明崩壊後はジャングルの中に遺跡があるが、そのほかの地域は砂漠化してしまい、ほとんど人が住めない。
これが人間の浅はかな知恵の結末であり、今回も同じパターンをたどるだろう。
日本は幸い、森林が多く残っていますが、これとて石油が輸入できなくなったら、木を切って燃料にするしかなく、数年しないうちに消滅してしまうだろう。
ではどうする? 省エネルギーで生きればいいのか? 大量に人が死ねばいいのか?
西洋文明のどん詰まりを迎え、新たな文明に転換しないと、どうも先はなさそうだ。
それが水素文明なのか? そうだといいが、石油なき後、当面は石炭や天然ガスを使いながら、新エネルギーに活路を見出さないといけない。
その時間がはたしてあるだろうか?
私は知っている、滅んだ文明に共通して、最後の生き残りがこう言ったことを。
「もっと時間があれば、なんとかできたのに!」

2010/02/19 橘みゆき 拝

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