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2009年1月 7日 (水)

麻生総理「日本版グリーン・ニューディール」構想策定を指示

 麻生総理が斉藤環境大臣に、景気対策として、環境関連産業を振興させ、今後5年間に環境関連産業の市場規模を現状70兆円から100兆円以上に拡大することを目標とした「日本版グリーン・ニューディール」構想の策定を指示しました。

環境投資で雇用拡大 首相「日本版グリーン・ニューディール」構想
1月6日21時57分配信 産経新聞

 麻生太郎首相は6日、斉藤鉄夫環境相と官邸で会談し、オバマ次期米大統領が提唱している地球温暖化対策と景気刺激を両立させた「グリーン・ニューディール」構想の日本版を策定するよう指示した。省エネ技術や製品の開発・普及などへの投資を促進し、二酸化炭素(CO2)排出量の抑制を図ると同時に、環境関連産業の振興を通じ雇用を創出する。今後5年程度で市場規模を現状の70兆円から100兆円以上に拡大し新たに80万人以上の雇用を創出することを目標に掲げ、3月末までに具体的な計画を策定する。

 日本版の策定は斉藤環境相が検討していたもので、この日の会談で麻生首相に素案を提示した。これに対し、麻生首相は「国民にわかりやすく、大胆に各省庁と連携してもっと拡大するように」と指示した。

 会談後に会見した斉藤環境相は「社会の変革と景気対策を一緒にやる。同じ財政出動をするなら、あるべき社会を構築することに使うべきだ。各省庁と連携して、市場規模のさらなる拡大を図りたい」と狙いを説明した。

 素案では、省エネ家電や電気自動車などの次世代エコカーの開発・普及のほか、太陽光発電や風力発電など新エネルギーの有効活用への集中投資の促進を打ち出した。

 具体的には、企業の環境投資に対する無利子融資制度の創設のほか、省エネ家電などの購入者に「エコ・ポイント」を付与するといった商店街などの環境活動や複数の人が1台の車を共有する「カーシェアリング」への支援策が盛り込まれている。

 政府は昨年7月に太陽光発電の設置を平成42(2030)年に現在の40倍に引き上げることなどを柱とした「低炭素社会づくり行動計画」を閣議決定。平成20年度1次補正予算と21年度当初予算案で設置補助に計290億円を計上した。

 太陽光発電が普及すれば、CO2排出量の削減と同時に、太陽光パネルの生産が誘発され、雇用も増える。政府は日本版の構想策定により、こうした“一石三鳥”の効果をさらに広げたい考えだ。

 世界的な景気後退が進む中、米国ではオバマ次期大統領が、景気対策として新エネルギー開発に10年間で1500億ドル(約14兆円)を投資して500万人の雇用を創出することを提唱。ドイツや韓国などでも同様の動きが広がっている。

世界同時株安が進展し、アメリカや欧州をはじめ、世界中から日本に多額のマネーが還流してきます。その結果、大幅な円高となり、輸出に頼っている製造業の業績悪化は、ほぼ約束された未来です。そのため、日本も何もしないでいると大不況となり、多くの失業者があふれてしまいます。

これを防ぐには、未来を造るための投資を大々的に行い、有効需要を喚起することが必須となります。 世界大戦規模の戦争を起こして、無駄遣いをする方法もありますが、アメリカが中東で泥沼状況になっているのをみると、あまり有効な方法ではありません。

日本には人も設備もマネーもあります。日本には人も設備もマネーもあります。ないのはリーダーの決断力と、みなさんの当事者意識です。誰かがやってくるのを待っていたのでは何も起こりません。

現在の石油に依存した文明から、水素を中心としたない新たな文明を作れるのは日本だけと言ってよいでしょう。

連山では、水素文明を産み出すのに600兆円の投資が必要だという提言がありました。「日本版グリーン・ニューディール構想」は、現状から30兆円の追加投資ですから、いかんせん規模が不足ではありますが、これをやろうという方向性を示すだけでも、なにもやらないよりははるまにマシです。

2009/01/07 橘みゆき 拝

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コメント

斉藤鉄夫環境相は16日の閣議後会見で、地球温暖化対策と雇用創出を両立させた
「日本版グリーン・ニューディール」構想についての意見を広く国民から募集すると発表した。

 斉藤環境相は「社会の構造をかえていくようなアイデアや地域からの思いも寄らない形で
のアイデアをいただきたい」と期待を述べた。同日から同省ホームページに掲載、2月16日
まで意見募集する。また、各界の有識者から意見を聴取し、3月末までに具体的な計画を
策定する方針。

 オバマ次期大統領は、地球温暖化対策を活用し500万人の雇用を創出する景気浮揚策
「グリーン・ニューディール」を提唱しているが、その日本版。素案では、省エネ家電や、
電気自動車などの次世代エコカーの開発・普及のほか、太陽光発電や風力発電などの
新エネルギー活用への集中投資促進などを打ち出した。

 今月6日、斉藤環境相が麻生太郎首相との会談で素案を提示し、日本版の策定を指示
されていた。

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090116/stt0901161215005-n1.htm

日本の未来を良くするために、ここでのアイデアを提供してあげてください。

投稿: jessi | 2009年1月16日 (金) 13:46

太郎さん、こんばんは。
水素を燃やした高熱を使って、霧状の水を気化させ容積を増やす。
その膨張力を回転エネルギーにする。。
なるほど、熱をうまく活用してますね。
使う水素を節約するアイディアとして、よくできてます。
排気される高温の水蒸気を、水に戻せれば、もっと節約
できそうです。
いいニュースを紹介していただき、ありがとうございます。

投稿: 橘みゆき | 2009年1月12日 (月) 21:21

Japanese Water Car
http://jp.youtube.com/watch?v=E1OWDcWoXHs

圧縮水素と水で走るそうです。
国土交通省の一般道の認可も取れているそうです。

投稿: 太郎 | 2009年1月11日 (日) 15:45

ガダルカナルさん、こんばんは。
本気でやるなら、30兆円とて、600兆円の1/20しかありません。
やって、だめだったのを理解するのに必要なコストです。

投稿: 橘みゆき | 2009年1月 7日 (水) 22:19

兵力の逐次投入

投稿: ガダルカナル | 2009年1月 7日 (水) 04:05

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難を服するに勇を以てし、乱を治むるに知を以てす 今月6日、斉藤環境相が麻生太郎首... [続きを読む]

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