« 各国協調利下げでも株価下落を止められない | トップページ | 乱高下する相場 »

2008年10月10日 (金)

相場で損をするなら若者にチャンスを与えよ

株価急落する中でどう行動するか

本日13時(NY時間 10月09日00時)、アメリカ市場で禁止されていた金融株を中心とした空売りが解禁となります。世界規模で空売り祭りが始まります。
10月10日、NYダウは5:07現在、前日比678.91ドル安の8,579.19ドルでした。シカゴ市場のCME225は04:50現在、前日比595円安の8,590円となっています。どちらも 9,000の大台を割りました。

10月08日に世界各国が利下げを表明したり、自国の預金を全額保護したり、国内銀行を国有化したりと、金融システム不安を解消するために最大限努力しています。そんな金融当局の思惑とは別に、ドル資金はひっ迫状態が続いていて、信用不安につながる一歩手前(実はとうになっているけど情報公開を控えている)な状態であるかを印象付けるように、日本、欧州、米国の株価の下げが止まりません。

日米包囲網

レベル3の心理状況

今日は市場が大暴落をしているので、読者の皆さんの心理状態は不安定となっていると予想されます。そこで、今日は、心を落ち着かせ、冷静な判断が行えるようにするためのミニ知識を紹介します。
藤原直哉さんの著書「勇気・共感・自然」の中で、「レベル3からの帰還」という章があります。人間の脳の活動レベルを4段階で分類しています。

 レベル0:寝ている状態
 レベル1:リラックスしている状態
 レベル2:通常の状態(冷静な判断ができるのはこの状態)
 レベル3:興奮している状態(冷静な判断ができない状態)

ギャンブルをしていたり、株式投資をしているデートレーダー達は、レベル3の状態でパソコンの画面を見ていることになります。チャンスを逃さないように一瞬も気を抜かずにいると、心理状態や投資判断も冷静な頭と異なる結果となります。 今日のように相場が大きく動いている、大暴落を続けていて、底が見えないとなると、なにかせずにはいられなくなってしまい、相場の動きと逆の投資をする(市場から往復ビンタを喰らう)こともままなりません。そういうとき、どうすれば良いのでしょう?

レベル3からレベル2に戻れ

結論から言うと、レベル3からレベル2の状態にできるだけ早く戻すことが重要です。冷静になるために、コーヒーを飲んでもいいし、両手をぐっと握り締めるでも良いのです。このブログの背景色は「藍色」です。これは心を落ち着かせ、冷静な状態に戻すためのツールとして採用しています。 このコラムを読んでいただいた方も、少しは落ち着きましたでしょうか? 非常時のための備えをどこかでやっておくと、実際に非常時になったときにあわてずに済みます。
 こんなちょっとしたことを知っていて実行するのと、しないのとでは大違いです。知っていても実行しなければ、知らないのと同じです。

バブル崩壊時を生き延びる投資行動

相場が下落を続け、バブル崩壊をしている時、相場は乱高下しています。下手に動いては損をするし、株を塩漬けしたところで価格が大幅にさがってしまいます。相場が下がりきった後で、ある程度、戻します。その時に損切りをして現金化してじっとしている。そのうち半値8掛け2割引を1回で済めば1/3、2回繰り返すと1/10になりますから、下がりきったところで買い戻したり、割安となっている将来発展する優れた会社の株を買う投資家が、ほんの1%未満ですがいます。それができれば財産が全部パーとなるのを避けることができます。 ただし、今回はインフレも進んでいますから、現金は日々価値を落としていくので、いつまでも持っているデフレ戦術は使えないでしょう。 そうなると、未来に向けた投資を行わないと紙屑になってしまいます。

相場で損をするくらいなら若者に旅をさせよ

お金は貯めるよりも使う方が何倍も難しいものです。未来に活かすための投資というと、自分の子や孫、血縁関係の若者、なんらかの縁がある知人に、カネを100万円くらいポンと気前良く渡し(出世払いでも可)、見知らぬ世界を知る旅に出させるもよし、まとまったカネで勉強するもよし。とにかく年寄りが持っていて、相場で損をして蒸発させてしまうよりは、若者達にチャンスを与え、大きく羽ばたくために役に立てた方が、自分自身のために使う場合に比べ、何倍も活きた投資といえるのではないでしょうか。世の中のために頑張っているNPOに寄付したり、樹を植えたりしても良いでしょう。年寄りが溜め込むだまま死んで、犬神家の一族のように遺産相続をめぐる怨念を作ってしまっては元も子もありません。お金は必要とされる者に有効に使われることにより、活きたお金になるのです。

2008/10/10 橘みゆき 拝

|

« 各国協調利下げでも株価下落を止められない | トップページ | 乱高下する相場 »

「経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/66792/24396454

この記事へのトラックバック一覧です: 相場で損をするなら若者にチャンスを与えよ:

« 各国協調利下げでも株価下落を止められない | トップページ | 乱高下する相場 »