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2008年10月11日 (土)

乱高下する相場

NYダウ、CME225共に8000割れの後、急上昇&失速

10月10日、NY市場の暴落を受け、世界中の市場で株価げ大きく下がりました。日本では大証の日経平均先物が一時取引停止となる前日比-1000円を記録し、終値は8,020円(前日比-1,180円)となりました。東京証券市場の日経平均株価は、 8,276.43円(前日比-881.06円/-9.62%)となりました。

10月09日のNY市場の暴落は、史上3位の下落幅となりましたが、残念なことにブラック・サーズデーという呼称で呼ばれませんでした。 このブログでNY株暴落を予想したことで、月曜日から木曜日の間に、嵐を回避するための行動を1人でも多くの方が実施していただいたなら、コラムを書いた意義があるというものです。

10月10日のNYダウは、取引開始後大きく値を下げ、8,000ドルの大台を割り、7,882.51ドル(前日比 -696.68ドル)になった後、8,600ドルまで反転、8,000-8400ドルの範囲を上下していましたが、NY時間15時(日本時間10月11日 04時)あたりから反転し、8,901.28ドルまで急上昇しましたが、その後、失速し、終値は、8,451.19ドル(前日比-128.00ドル)となりました。
シカゴ市場のCME225については、取引直後から8,000円を割り、前日比1,000円安となる7,615円まで値を下げました。こちらもが値を戻し、16:14現在、8,000円(前日比-615円)で取引されています。

相場が暴落する局面では一日の動きが極端に広がります。市場の動きが激しいため、投資家の予測と市場の動きがずれてしまいます。値段が上がると思って買えば下がり、値段が下がると思って売れば上がって、往復ビンタで痛い目にあいます。相場の動きなんてどうでも良いと達観し、昼間から酒を飲んで寝ていた方が、まだマシだったという笑うに笑えない状況です。

ちょうど、ワシントンではG7が開催されていて、金融システム不安に対する対策や国際協調をどうしようか各国の金融当局の人達が集まっています。日本からも日銀総裁が参加しています。 アメリカも欧州もカネがなくて、日本に負担させようとしています。1985年のプラザ合意や、 1971年のニクソン・ショック並みの強烈な円高レートを押し付けられるか、100兆円規模の資金供出を迫られるのではないでしょうか。 ・・・その割には為替レートが1ドル99円前後ですから、日本が保有する米国債を担保にして、ドル資金を供出しろと要請と書いて通告が来て、飲まざるをえない結果を想定しています。 それにしても10月13日は祝日ですから日本はお休み。世界各国ではブラックサーズデーになりそこねた株価急落を受けて、どんどん下がっていくのを黙ってみているしかできないのは、かなり高いリスクです。

世間では巨人優勝とか言ってますが、それどころではありません。綱渡りの金融システムがプッツン切れてしまって、マネーの流れが止まってしまいかねない状況です。当面の生活するのに困らない程度のお金を確保しておくなど、個別に自衛しておくにこしたことはありません。報道規制をしているのかどうかわかりませんが、NHKラジオのニュースを聞く限り、NYダウの乱高下と円ドル為替レートは報道していますが、時間の制約もあるのでしょうが、それ以外のニュースはあまり扱われていません。(いつもそうなのですが)、シカゴ市場のCME225みたいに、火曜日の東京市場に大きな影響力を及ぼすものは、レートだけでも言えばいいのにと思います。ネットでリアルタイムに見れる人はいいけど、TVしか見てない人は対応が遅れてしまうんじゃないかな。今日は、8,000円をかろうじて維持したので、大証終値とほぼ同じ水準だからいいけど。

今日から3連休が始まりますが、これから始まる大恐慌時代をどう乗り切るのかを家族の皆様と一緒に話し合いを持ち、いざというときあわてずに済むように事前にできることはやっておき、できないことはリスクを受容する。捨ててもいい財産と、守るべき財産を区別したり、親戚や知人に協力を仰ぐなど、やるべきことは多い。
くれぐれも無駄に時間を過ごすことがないように願っています。

2008/10/11 橘みゆき 拝

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「経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

すぎのさん、こんばんは。橘みゆきです。

お金とか、相場というものは非情のものでして、この水準まで下落したら困ると言ったところで止まったり、反転したりするものではありません。
市場に参加する人達の欲望と恐怖のせめぎあいにより価格が形成されるものです。市場に参加する人達の個別事情は考慮されません。
それゆえ、破産という事態を迎えてしまうか、大丈夫かは、誰にもわかりません。
ただ備えることと、破産に対して、前向きに受け止めることはできます。

まずご家族の人に現状を説明し、大変なことになりそうだとの危機感を共有します。離婚するという結論に達するかもしれませんが、隠し事をしてもどうせばれます。
正直にお話しして、家族全員で危機に対して一緒に乗り越えようという合意を得るのが結果として早道です。
どのようなことが起こるかは、先人達が残した本を読んだり、弁護士に相談すると有料で教えてもらえます。ここまでが準備段階です。

破産が避けられそうもないと悲観することはありません。
人生万事塞翁が馬です。逆境の時こそ、人間性が問われます。
カネに寄ってきた人達は一目散に逃げます。1人かもしれませんが、手を差し伸べてくれる親切なお友達も出てくるでしょう。なにかしらの縁で仕事も見つかるかもしれないし、ダメかもしれません。

そういった安穏とした生活では味わえない経験を積むことができますから、そういった体験談をブログにしたり、本にして同人誌即売会で売るなどすれば、人気者になれます。そう考えると、どうせ危機を乗り越えなくてはならないのなら、前向きに取り組めば、復活への道を見出すことができるでしょう。

危機が来そうだからどうしようと恐怖に立ちすくむよりも、危機が来ても生き延びてやるといった強い決意を持ち続け、周りの人を巻き込んで、新しい時代に対応すること、腹をくくることが、乱世を生き抜く智恵につながると思います。
人間死ななきゃいつかはチャンスが巡ってきます。何もしなければ永遠にその日は来ません。
こんな話で、少しは恐怖感が消失しましたでしょうか? 2008/10/12 橘みゆき 拝

相場は非情なものです。
この話に関しては、【兵隊よりも士官になろう】というブログで、2008年05月05日にアップした記事【21世紀の横型リーダーシップ】4.時局を読む大切さ の後半部分に「株式相場のリーダーシップ」というコラムとして書いています。
よかったら、みてください。
http://blog.goo.ne.jp/tachibanamiyuki/e/d24228da739114d7a2d2c3bd374864b6

投稿: 橘みゆき | 2008年10月12日 (日) 03:22

こんにちは。たまにこのブログを読ませていただいております。今日は記事を読んで怖くなりました。

私はFXでドルを保有していてスワップをもらっているのですが、損失が大きいので引き出せません。そしてドルが70円切るとストップロスとなります。

記事を読むと「プラザ合意の~」とありますが、あれほどの暴落が来るのであれば70円切ることもあるということですよね。私は破産することになります。これは覚悟したほうがいいのでしょうか。

投稿: すぎの | 2008年10月11日 (土) 18:02

yohsshiさん、コメントありがとうございます。日本が保有する米国債を
担保にうんぬんは、文字で書くよりも、絵で説明した方がわかりやすい
と思いますので、明日のコラムのお題にしようかと思います。
2008/10/11 橘みゆき 拝

>> 日本が保有する米国債を担保にして、ドル資金を供出しろと要請
> これは違和感を感じました。ドル資金を拠出するためには米国債を
> 売らなければならないのではないでしょうか。むしろ、日本に円売・
> ドル買介入を促し、米国債を購入させる、ということが懸念される
> と考えています。

投稿: 橘みゆき | 2008年10月11日 (土) 15:32

はじめましてcapricornus
記事を読ませて頂きました。
> アメリカも欧州もカネがなくて、日本に負担させようとして
ということには同感です。三菱UFJがモルガンスタンレーに出資したことは、諜報操作で日本が真珠湾攻撃から太平洋戦争に参戦させられた様に似ているように思います。
> 日本が保有する米国債を担保にして、ドル資金を供出しろと要請
これは違和感を感じました。ドル資金を拠出するためには米国債を売らなければならないのではないでしょうか。むしろ、日本に円売・ドル買介入を促し、米国債を購入させる、ということが懸念されると考えています。
ではrain

投稿: yohsshi | 2008年10月11日 (土) 12:03

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