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2008年7月23日 (水)

物価高は物不足の前に起こる

進む物価高

WTIの原油価格が1バレル=100ドルを超えたのは今年(2008年)初めでした。7月18日時点の終値は128.88ドルでした。直近のピークは147ドルからみると若干下げていますが、かなり高い水準です。いずれ原油価格は下がるにしても、しばらくは原油高が続きそうです。原油高は、輸送費・燃料費・材料費などのコストアップにつながります。これまで、企業努力という名のリストラを始め、コストを下げる努力をしてきましたが、もう限界です。昨年(2007年)秋、デフレが止まり、インフレに潮目が変わりました。インフレに対応する策は大きく2つに分かれます。『価格を上げる』or『品質を下げる』である。 品質を下げる方法は、輸入ギョーザ問題や産地偽装の発覚が大きな問題となったことから、持続不可能です。ある一線を越えてしまえば会社存続に関わる大問題につながります。価格を上げるを上げる方法は、買い手が必要なものしか行えません。買い手が必要だと思わないモノは実行不可能です。インフレの時代は、必要なものと、そうでないものを振り分け、社会の変化を促進させます。身の回りを見れば、生活必需品はどんどん値上げしていっていますが、自動車や家電製品、紳士服などは安くしても、さっぱり売れません。現在、この段階です。

物不足の前兆としての物価高

インフレが進むと、ある時点で、地道に生産するよりも、在庫を転売する方が利益が上がる状況になります。そうなると、「買い溜め」や「売り惜しみ」が横行し、物不足の状態になります。物不足になれば、さらに価格が上昇するため、インフレがインフレを呼び、さらに物不足が進んでしまいます。しまいには、お金を出しても、欲しいものを手に入れることができなくなる事態になります。物価高は、物不足になる前兆現象そのものなのです。

橘みゆき 拝  2008/07/23

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