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2008年7月21日 (月)

ガソリンの卸値決定が月1から週ごとになる

ガソリンの卸値決定

新日本石油が10月以降、週ごとに石油製品の卸値価格を決める新方式に改めることを検討しているそうです。現在、石油製品の卸価格は、毎月下旬に翌月分のガソリンなど石油製品の卸価格を改定し、発表しています。原油価格と為替レートの変動が大きくなるのに対応するため、小刻みに価格を見直して対応しようというものです。仮に、中東戦争が秋に発生し、ホムルズ海峡を封鎖され、石油価格が急変動しても、迅速に対応(この場合は、卸値の大幅UP)でき、「市場連動して決めた価格なので、便乗値上げじゃないですよ」と主張することもできます。こんなところにも、戦争の前兆を見出すこともできます。

商品相場からマネーが去れば石油バブルも崩壊する

石油会社が産油国から購入する石油は、スポット価格で買うケースは少なく、年間契約でこの値段にしようと価格交渉をして買ったり、先物やオプションを利用して、できるだけ安く購入しています。ですが、こうも原油価格が上がると、産油国の立場が強くなり、どうしても輸入コストがUPしてしまいます。世界中にあふれたホットマネーが商品相場に流れて、需給関係で決まるであろう価格を無視するように『原油バブル』となっています。今後、どんどん原油価格が上昇を続けるか否かですが、私は懐疑的です。代替エネルギーに切替えたり、エネルギー効率を上げるために設備投資をする動きが進むため、オイルショックの後に来た、石油価格の暴落&安値安定という事態も想定されるからです。また、『住宅バブル崩壊』によって進展する『世界同時バブル崩壊』or『世界同時大恐慌』により深刻な不景気によっても、石油の需要が減りますから、ホットマネーは商品相場から逃げていきます。バブルは永遠に続きません。熱狂が醒め、恐怖が広がればバブルはおしまいです。バブル崩壊のスピードは速いので、いつでも逃げられるように準備しておいた方が良いでしょう。 インフレが進む過程で、多くの人があわててインフレ対策する時に、冷静に次の手(インフレの先に来るもの)をどうしようか考える位でちょうど良いのです。

橘みゆき 拝  2008/07/21

 新日本石油は19日、月ごとに決めているガソリンなど石油製品の卸価格を、10月から週ごとに決める新方式に改めることを検討していることを明らかにした。 市場価格をもとにすることで価格決定の透明性を高めるのが狙いだ。  対象の油種はガソリン、軽油、灯油、A重油。東京工業品取引所のガソリンなどの先物相場や、調査会社が公表しているスポット(業者間転売)価格を指標に、1週間の平均価格を卸価格に反映させる仕組みにする方向だ。 新日石はこれまで、1か月間平均の原油価格と為替レートをもとに卸価格を月初めに変えていた。 しかし、スタンド側と個別交渉となるため、値決めの実態が不透明との批判があった。

【関連HP】
新日本石油の石油製品(ガソリン・灯油・軽油・A重油)の卸価格改定について (2008年06月27日)
財団法人日本エネルギー経済研究所 石油情報センター

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