原発を支える技術者の低下
浜岡原発5号機で、発電タービンの羽根が損傷しているという記事が
ありました。
ニュース記事(下記参照)をよく読んでみると、設計が悪いのか、工事
をした人が悪いのか、多くの原因が考えられます。
設計書どおりにやれない/やらないor工事をする人の技術レベルが
著しく低下している現状が大きいのではないでしょうか。
原子力発電所での工事や点検は、死なない程度に放射能を浴びながら
行うため、職人魂を持っている人ほどあぶない工事を行い、回数も多い
ので、体がボロボロになってしまう。実際、工事をする人は、そのつど
代わり、こういう所があぶないなど工事ノウハウを継承しようがないのが
現状だそうです。そういう話を聞くと、原子力発電所を支える現場の力が
年々低下してきて、多くの技術者がマニュアル頼りで、原発のことを
隅々まで知っている熟練技術者は病死しているので、原発に頼らない
電力供給システムを構築した方がよさそうです。
去年あたりから、欧米各国でCo2を発生させないため原子力発電所
をもっと作ろうという動きは、将来大きなツケとなりそうです。
橘みゆき 拝
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060706-00000135-mai-soci
<浜岡原発>損傷した羽根は計284本に
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コメント
工学的には、初期故障かなぁとも思うわけですが。原子力だけにそうも言ってられない面もありますね。
投稿: ひろ | 2006年7月 9日 (日) 20:48