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2006年3月19日 (日)

宇宙開発のドラマがNHKで放送

NHK総合テレビで深夜、宇宙開発を題材とした事実を基とした
ドラマが放送されます。ぜひみなさんで見てくださいませ。
宇宙開発ができたおかげで、地球を外から見ることができるように
なったわけですから、彼らの業績はとても大きいのです。

この番組の制作はイギリスのBBCですので、期待度大です。
4回シリーズで今回が1回目となります。
直前まで知らなかったので、見逃した方は、すみません。

橘みゆき  2006/03/19

●○● 番組紹介 ●○● (リンクはNHKのHP)

http://www3.nhk.or.jp/kaigai/spacerace/index.html

SPACE RACE
宇宙へ -冷戦と2人の天才-
宇宙への果てしない夢‥‥ それはもう1つの「戦争」だった。

NHK総合テレビ(全4回)
第1回 3月18日(土)深夜【日曜午前】2:35~3:27
第2回 3月24日(金)深夜【土曜午前】2:05~2:56:30
第3回 3月24日(金)深夜【土曜午前】2:56:30~3:48
第4回 3月25日(土)深夜【日曜午前】2:30~3:22
※大阪府、京都府、兵庫県、和歌山県、奈良県、滋賀県では下記の放送予定
第1回 3月18日(土)深夜【日曜午前】2:56~3:48
第2回 3月24日(金)深夜【土曜午前】2:05~2:56:30
第3回 3月24日(金)深夜【土曜午前】2:56:30~3:48
第4回 3月25日(土)深夜【日曜午前】2:46~3:38

■イントロダクション
これは、事実を元にしたドラマである。

1950年代末期、東西冷戦が激しくなる中で宇宙進出を競いあうアメリカと
ソ連。国の威信をかけたこの開発競争は、一刻も早く相手の領土に到達し
得る巨大ミサイルを手にしたいという超大国同士の、強い欲望と恐怖に
突き動かされた激闘であった。
この宇宙開発競争には莫大な費用がかけられ、ロケット打上げや有人宇宙飛行
の失敗などによって多数の死者が出た。
宇宙を目指したこの人類史上最大の試みは、先駆的であると同時に最も
リスクの高い挑戦として科学史上に刻まれている。

二つの超大国には、それぞれ天才科学者がいた。一人は元ナチ党員で
アメリカに投降し、宇宙開発を続けるフォン・ブラウン。もう一人は、
スターリンの大粛清によって無実の罪で矯正労働収容所に入れられていた
ソ連のセルゲイ・コロリョフ。二人の天才が、人類が初めてくぐる宇宙への
扉を開いていく。

制作:BBC(2005年)
原題:Space Race

■主要キャスト
ナレーター :ロバート・リンジー ROBERT LINDSAY (声:谷口 節)
セルゲイ・コロリョフ :スティーブ・ニコルソン STEVE NICOLSON (声:石塚 運昇)
フォン・ブラウン :リチャード・ディレイン RICHARD DILLANE (声:森田 順平)

■エピソード

第1回:「ロケット開発」(RACE FOR ROCKETS)
 
第二次世界大戦末期、敗色濃厚だったナチス・ドイツが大逆転勝利に最後の
望みを託したのが、フォン・ブラウン博士が開発したV2ロケットであった。
連合国側のアメリカもソ連も、V2ロケットの性能を知り、フォン・ブラウン
とV2ロケットを手に入れようと血眼になる。

ロケットの開発に人生のすべてをささげているフォン・ブラウンは、ロケット
の研究開発を続けさせてくれそうだという理由から、アメリカへ投降すること
を選ぶ。しかしフォン・ブラウンは、ナチの党員であり親衛隊員だったという
過去を負っていた。アメリカへ渡ったのち、この過去がフォン・ブラウンを
苦しめることとなる。

一方、ソ連がアメリカに対抗するために白羽の矢を立てたのが、
セルゲイ・コロリョフであった。コロリョフはスターリンの大粛清によって
無実の罪で矯正労働収容所に入れられていた。釈放されたコロリョフは、
ロケットエンジン開発の第一人者グルシュコや、フォン・ブラウンと袂を
分かったドイツ人科学者グロトルップらと協力して新型ロケットを開発、
打上げ実験を成功させる。

第二次世界大戦後、世界は米ソを二極とする冷戦に突入したが、宇宙開発に
おいても激烈な戦いが始まったのだった。そしてその初期、リードしたのは
コロリョフ率いるソ連であった……。


第2回:「衛星開発」(RACE FOR SATELLITES)

第二次世界大戦が終わり、世界は冷戦の時代へと突入。二つの超大国、
アメリカとソ連は軍拡競争に走り、1952年にはアメリカが、翌53年には
ソ連が、それぞれ水爆実験を行った。

アメリカでは、フォン・ブラウンが活躍の場を与えられずに苦悩していた。
アメリカ軍は宇宙開発にそれほど興味がなく、フォン・ブラウンたちへの
扱いも冷たかった。そのため、フォン・ブラウンは唯一興味を示してくれた
会社に頼み込み、テレビ出演し、宇宙開発の重要性を直接アメリカ国民に
訴える作戦に出る。

ソ連軍部のネデリン司令官は、コロリョフに水爆の弾頭を搭載できる
ロケットの開発を命じR7ロケットの開発がスタート、巨大なロケットとなる
R7のためにバイコヌール宇宙基地が作られる。コロリョフはR7開発に当たり、
エンジン開発をグルシュコに依頼する。コロリョフとグルシュコの間には
確執があったが、二人はそれを乗り越えて協力することにする。コロリョフ
はR7ロケットを軍用に使うだけではなく、人工衛星の打上げにも利用しよう
と考えるが、ソ連の宇宙開発はあくまでも軍事優先であり、人工衛星開発
にはゴーサインが出なかった。

しかしついにフルシチョフがコロリョフの要請を入れ、衛星開発を許可する。
フルシチョフの後押しを得たコロリョフは、エンジントラブルなどを乗り越え、
人工衛星開発をめぐる競争でフォン・ブラウンをリード。
1957年10月、ついに人類初の人工衛星スプートニクを地球を周回する軌道に
打ち上げることに成功する。さらに11月にはライカという犬を乗せた
スプートニクの打上げにも成功したのだった。

ソ連の成功に衝撃を受けたアメリカは、ようやくフォン・ブラウンのチームを
重用する気になる。そして1958年1月末、フォン・ブラウンは人工衛星
エクスプローラ1号を打ち上げることに成功する。

米ソの宇宙開発競争は、ますます激しさを増していく……。


第3回:「有人宇宙飛行」(RACE FOR SURVIVAL)
 
1950年代半ばごろから東西の対立は深まり、米ソの宇宙開発競争も激しさを
増していた。1950年代を通じてソ連のコロリョフが一歩リードし、アメリカの
フォン・ブラウンは後じんを拝していた。

1959年に入ると、米ソは「世界初の有人宇宙飛行」をどちらが先に達成するか
を競い合うようになる。それまでソ連にリードを許していたアメリカはNASA
(アメリカ航空宇宙局)を設立。「マーキュリー計画」を立て、ソ連を猛追し
始める。

しかしそれでも先に有人宇宙飛行に成功したのはソ連だった。1961年4月、
ボストーク1号でユーリ・ガガーリン少佐が地球を一周し、見事に生還した
のである。だがアメリカも負けてはいなかった。一月も経たないうちに、
フリーダム7でアラン・シェパード中佐が有人宇宙飛行に成功したのだ。
アメリカの新大統領ケネディは、「アメリカは10年以内に月へ行く」と
就任演説で高らかに宣言する。

一方、東ベルリンには「ベルリンの壁」が作られ、冷戦の激化と共に、
核戦争勃発の危機が迫ってきていた……。


第4回:「月面着陸」(RACE FOR THE MOON)
 
アメリカの威信をかけて宇宙開発に取り組むことにしたケネディ大統領の就任
により、それまで宇宙開発ではソ連に遅れを取っていたアメリカが、ソ連を
猛追し始める。

アメリカの宇宙開発を率いるフォン・ブラウンはサターン・ロケットで、
コロリョフはN1ロケットで、人類初の宇宙遊泳、有人月周回飛行、そして
月面着陸を狙っていた。しかしアメリカ政府とNASAのバックアップを受ける
ことになったフォン・ブラウンとは違い、ソ連の共産党指導部はコロリョフ
を予算面で必ずしも優遇しなかった。そのためソ連は新しい技術の開発では
なく、すでにある技術のフル活用を強いられた。フォン・ブラウンの
サターン・ロケットが打上げに必要な推力を大型エンジン五基で得ていたのに
対し、コロリョフのN1ロケットは従来の小型エンジンを24個(後には30個)も
使うものだった。しかしそのような苦境にあってなお、コロリョフはさらなる
偉業を達成する。1965年3月、レオノフが人類初の宇宙遊泳に成功したのだ。
ようやく党指導部から満額ではないものの予算を獲得し、コロリョフは
N1ロケットの製造に着手する。彼が月面着陸のために作ったカプセルは
ソユーズであった。

健康を害したコロリョフは1966年1月、この世を去る。20年にわたりその存在
が国家機密として伏せられていたコロリョフであったが、ブレジネフにより
世界中に名前が明らかにされ、生前の業績を称えられ赤の広場で国葬される。
しかしコロリョフを失い、続いてガガーリンをも飛行機事故で失ったソ連の
宇宙開発は迷走していく……。

一方、フォン・ブラウンはジェミニを開発、続いてアポロ計画の遂行にまい進
する。1968年12月、アポロ8号で初の有人月周回飛行に成功。ついにソ連を
追い抜いたのである。1969年7月にはアポロ11号が人類初の月面着陸に成功し、
星条旗が月面にひるがえった……。

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