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2006年3月19日 (日)

21世紀以後の地球観

1972年以後、地球は有限の存在だということが多くの人達に
認識されました。
自然の恵みは、限りがあるのです。
人類の活動による、自然に対する負荷は年々増大していきます。
今までのやり方では近い将来破綻をもたらすでしょう。
無限の欲望を満たすことは不可能です。

コンピュータの処理速度の向上により、スーパーコンピュータを
使った未来予測が可能となりました。2002年3月より運用開始
された地球シミュレータはその当時世界最速でした。
(本記事を執筆している2006年3月でもトップクラスです)
地球シミュレータは、地球を細かく区切って、その地区の未来を
どんどん予測しようという代物です。
研究結果は世界中の研究者に公開されており、NHKスペシャル
などにも利用されています。

このまま何もせず無為に時を過ごした結果の100年後と、
いっしょうけんめい環境問題に取り組んだ結果の100年後では、
未来は大きく異なることが地球シミュレータによる予測で明らか
になっています。

明るい未来を獲得するためには、20世紀型の大量生産大量消費の
経済システムから、循環型経済へのシフトが大前提となります。

循環型経済はこんな仕組みです。なかなか大変です。
それなりにコストや手間もかかります。

 (1) 天然資源を浪費しないように消費を抑制する。
 (2) 廃棄物の発生を抑制して生産/消費する。
 (3) 再使用できるものは再使用する。修理して使うのも有効。
 (4) 再使用できないものは原料として再利用する。
 (5) 再利用できないものは燃やして熱を回収する。
   その際、熱効率をできるだけ高める。
 (6) どうしようもないものだけ適正な方法で処分する。

こうしてみると、21世紀を生きる私達は、20世紀とは全く異なった
価値観を持つ必要に迫られているのがわかります。

なお、21世紀になって判明したことや新技術についても考慮する
必要があります。
石油の生産が上限を迎えた。食料の増産に限界がある。化石水が
涸れつつある。潅漑の失敗などにより砂漠化が進む。
などのマイナス要因を追加されます。
逆に、燃料電池などの代替燃料が普及する、砂漠を緑化するため
のコストが大幅にダウンしたなど、新技術の発明や普及などプラス
の要因もあります。

これらを考慮すると、かつてのイースター島みたいに環境破壊を
徹底的にしてしまう前に人類の英知と技術のブレイクスルーにより、
よりましな未来を構築することは今からでも充分可能だと私は判断
しています。
これからの多くの人達による実証実験の成果が出てきます。
成功事例として誰もが認めるようなすばらしいものがもうすぐ出て
くるかもしれません。

橘みゆき  2006/03/19

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