日本の電力系統図(出展:Wikipedia)
8月に入り、暑い盛りです。
この時期、気温の上昇と共に電力需要量も急増します。
8月3日、大飯原発3号機が商用運転となり、4号機と共に約100KWの電力を供給しています。電力会社は、火力発電所をフルに動かし、かなり無理をして電気を供給していますが、さすがに故障したり、点検により運転休止をする発電所も出てきています。
そんな中、比較的電気が余っている東日本から西日本に電力を送っている重要施設で火災が発生し、運転停止。復旧のメドが立たないという事件が発生した。
この事故が電力需要のピークが来る直前のこの時期に発生したのは、偶然だというのは言うまでもありません。
西日本への送電能力半減=東電変電所で火災
時事通信 8月4日(土)21時0分配信
東京電力は4日、新信濃変電所(長野県朝日村)で3日に発生した火災の影響で、同変電所構内にある周波数変換設備が停止したと発表した。これに伴い東日本地域から西日本地域への送電能力は60万キロワット減少、約44万キロワットに低下した。復旧のめどは未定という。
日本の電気は、東日本が50Hz、西日本が60Hzとなっているため、相互に電力を融通するには周波数変換所を介して行わなければならない。
2011年3月現在、東日本から西日本で融通できる電力は最大で100万KWである。
(佐久間周波数変換所(30万KW)、新信濃変電所(60万KW)、東清水変電所(10万KW)の三箇所のみである)
たった100万KWしか東日本から西日本に送電できないのである。
では、新たに周波数変換所を作ればよいのかというと、発電所を建設するに比べ多額の投資を要する事と、本来、周波数を1つに統一していくべきだという議論もあり、進んでいないのが現状である。
明治時代、異なる周波数の発電機(イギリスとドイツ)を導入して以来、この問題は大きな問題であると電力会社の人たちは認識していたが、現状のままでもなんとかなるというのが100年以上続いていますが、福島原発事故が起こって、いっきに問題が表面化したことになる。
1年や2年で解決できるものではないが、ふと日本地図をみて、日本を東西に分割して支配するには便利な境界線になるような気がした。
太平洋戦争時に連合国が、日本の分割統治計画 というものを作っていたのを思い出した。
日本の分割統治(出展:Wikipedia)
日本って、福島原発事故以降、放射線物質がこれ以上日本国外に拡散させないために、世界各国で共同統治してもおかしくなかったのではないだろうか?
そんなシナリオがあって、菅直人総理(当時)がそうならないように、必死こいていたのかもしれない。
真相は、日本の国家破綻後、情報公開されるまでだが、そう遠い未来ではないだろう。
【橘研究所からのお知らせ/2012年夏コミケ情報】
日時 コミックマーケット82 (2012/08/10(金)~08/12(日) 東京ビッグサイト
8/11(土) 11:00~16:00 [流水成道] 2日目 西館 す-21a
8/12(日) 11:00~16:00 [橘研究所] 3日目 東館 R-25b
配布物
2012/05/21金環日蝕のフォトブック(3種類)
『教育における革命~実践編(前編)』
著者:高橋誠一郎、発行:秋月編集部 (A5、152ページ、初版の部数100)
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開催日時:平成24年8月11日(土) 17:00~20:00
集合場所:JR東京駅 八重洲地下街・イーストスポット(16時45分までに)
2011/08/05 橘みゆき 拝
大飯原発3号機、営業運転に移行…来年9月まで
読売新聞 8月3日(金)18時38分配信
経済産業省原子力安全・保安院は3日、関西電力大飯原子力発電所3号機(福井県)の検査を終え、3号機は通常の稼働にあたる営業運転に移った。
来年9月の定期検査まで、運転を続けることができる。
3号機は7月9日にフル稼働し、検査の最終段階での試運転にあたる調整運転を続けていた。同様に同25日からフル稼働で調整運転中の4号機も、今月16日に営業運転に移る予定だ。
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